助演女優賞はルピタ・ニョンゴ!長編映画デビュー作で栄冠
第86回アカデミー賞
現地時間2日、第86回アカデミー賞授賞式が行われ、映画『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴが助演女優賞を受賞した。ルピタは、メキシコ生まれケニア育ち、イェール大学で演劇を学び、製作スタッフの経験もある31歳。女優としての長編映画デビュー作である本作で見事に栄冠を手にした彼女は、「この役を与えてくれてありがとうございます。人生の喜びそのものです。どこの出身であっても夢はかなうものなのです」と喜びを語った。
『それでも夜は明ける』は、ある日突然誘拐されて全てを奪われ、12年もの間奴隷としての生活を強いられた黒人音楽家ソロモンの回想録を、スティーヴ・マックィーン監督が映画化した作品。ルピタは、奴隷主エップス(マイケル・ファスベンダー)に耐えがたいほど性的に執着される奴隷パッツィー役で、ソロモン役のキウェテル・イジョフォーやマイケルなど経験豊かな実力派俳優陣に引けを取らない迫真の演技を見せて話題を呼んでいた。
長編映画デビュー作でのアカデミー賞助演女優賞受賞は、第79回での『ドリームガールズ』ジェニファー・ハドソン以来の快挙となる。(編集部・市川遥)
映画『それでも夜は明ける』は3月7日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国順次公開
第86回アカデミー賞授賞式はWOWOWプライムにて生中継中(3日夜9時よりリピート放送)