宮崎駿『風立ちぬ』が首位スタート!劇場版『SPEC』が後を追う!
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6月23日付のTSUTAYAレンタルDVD / ブルーレイランキングでは、宮崎駿監督作『風立ちぬ』が初登場で首位を獲得、2週連続1位を記録した『黒執事』は4位となった。
宮崎監督5年ぶりの新作となった本作は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎をモデルに、作家・堀辰雄の小説も盛り込みながら、主人公・二郎の半生を描いた作品。宮崎監督が引退を発表したことも動員を後押し。劇場では120億円を超える興行収入を記録し、昨年のナンバーワンヒット作となった。(数字は興行通信社、文化通信社など調べ)
劇場公開の4か月後から6か月後にレンタル開始となる作品が多い中、『風立ちぬ』は1年近くたってからのレンタル。改めてプロモーションに力を入れ、巨大新聞「GIANT PAPER 『大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~』」を全国のDVD販売店、書店などで配布したほか、ラセター監督が出演するテレビCMも放送し、注目度を高めた。
2位も初登場の『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』。特殊能力(SPEC)を持つ人物が起こす凶悪事件を解決する、戸田恵梨香と加瀬亮ふんする刑事2人の活躍を描く人気シリーズの劇場版だ。全ての謎が明かされる完結編ということでファンの期待も高かった様子。一部店舗では過去作を一緒の棚に陳列しており、これもレンタル増に貢献したと思われる。20日のレンタル開始から3日で2位に食い込んでおり、来週は首位獲得にも期待。
11位以下の注目作は12位と13位の「『闇金ウシジマくん』 dビデオ powered by BeeTVスペシャル」の前編と後編。山田孝之主演の人気シリーズ『闇金ウシジマくん』のBeeTV限定配信オリジナルドラマだ。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)。
1位『風立ちぬ』(初登場)
2位『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』(初登場)
3位『清須会議』(3位)
4位『黒執事』(1位)
5位『スノーピアサー』(2位)
6位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(4位)
7位『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』(5位)
8位『謝罪の王様』(7位)
9位『REDリターンズ』(6位)
10位『ゼロ・グラビティ』(8位)
今週は25日に人気少女漫画の映画化作品『カノジョは嘘を愛しすぎてる』がレンタル開始。『風立ちぬ』が連続首位獲得なるかと共に、順位に注目したい。(取材・文:相良智弘)