ジョージ・ルーカス博物館、立地をめぐり訴訟問題?
2018年にシカゴでオープンを予定しているジョージ・ルーカス博物館の立地をめぐり、訴訟が起こる可能性があるようだ。The Hollywood Reporterが報じた。
「Lucas Museum of Narrative Art」という名称の同博物館は、ロサンゼルスやサンフランシスコも候補地に挙がっていた中、建設地にシカゴを選択。ミシガン湖湖畔の、9万5千平方フィートの土地に建設される予定になっている。
ところが、市民団体は、この案件がミシガン湖畔の空き地を保全する市の規約に反すると主張。訴訟を起こす準備も進めているという。団体は、建設地を湖畔から市街地に移すべきだと唱えている。
また、建設予定地はシカゴ・ベアーズの本拠地ソルジャー・フィールドの近くでもあり、博物館に駐車場二つ分の土地が使われることから、ゲーム観戦者たちの駐車スペースが激減すると主張する団体もある。
これらの主張を受けてシカゴのラーム・エマニュエル市長は、法的制約には抵触しないだろうとコメント。市民たちにも、本案件に市民の税金は使われないこと、博物館建設による雇用拡大、経済効果が大きく望めることを伝えている。(鯨岡孝子)