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オーウェン・ウィルソンが緊急来日!名匠ボグダノヴィッチ監督との熱い絆を語る!

第27回東京国際映画祭

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初来日となったオーウェン・ウィルソン
初来日となったオーウェン・ウィルソン

 俳優のオーウェン・ウィルソンが29日、TOHOシネマズ六本木で行われた第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』上映のために緊急来日、ピーター・ボグダノヴィッチ監督とのコラボレーションに誇らしげな顔を見せた。

オーウェン・ウィルソンが緊急来日!フォトギャラリー

 ボグダノヴィッチ監督にとって久々の新作となる本作。元コールガールの女優と、彼女に翻弄(ほんろう)される舞台演出家を中心にした群像喜劇にして、監督ならではの映画愛にあふれたロマンチックコメディーになっている。

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 上映後、会場に現れたボグダノヴィッチ監督は「ロサンゼルスからのフライトが長くて寝られなかったんだ」と切り出すと、「はぁ……」とため息をつき、会場を笑いに包む。それでもこの日は、『ペーパー・ムーン』(1973)、『マスク』(1984)など数々の傑作を送り出したボグダノヴィッチ監督の話を聞こうと多くの報道陣が集合。観客も興奮した様子で、「ボグダノヴィッチ監督の映画を、監督と一緒の空間で観られる日がくるとは」との感想が上がるなど、会場は高揚感に包まれていた。

スリーショット
オーウェン・ウィルソンとピーター・ボグダノヴィッチ監督

 そんな熱気あふれる劇場内に、急きょ来日したオーウェンの出席が告げられると、客席からは「えぇ!」と驚きの声が。大歓声を受けながら登壇したオーウェンは「今回、来日が初めてだし、東京も初めてなので、とてもうれしい。すばらしい都市だと思っている」とあいさつ。

 「オーウェンのファンだった。彼が出演してくれたことに、この映画の成功がある」と語るボグダノヴィッチ監督は「良いキャストをそろえて、彼らのベストを引き出せば、監督はベストの演出ができる。監督も役者も一緒に働かなければならないが、今回はうまくいったと思う」と満足げな顔。「今までの人生で一番楽しく、喜びのある仕事だった」というオーウェンが、「監督とは共通の友人である(映画監督)ウェス・アンダーソンを通じて知り合い、今回の仕事でより絆が深まった。俳優はよく、今はどの監督とやっているの? と聞かれるが、今回ほど誇らしく思ったことはなかった」と感激の表情を見せると、ボグダノヴィッチ監督は、オーウェンのひざに手をやり、「ありがとう」と一言。二人の深い信頼関係を感じさせた。(取材・文:壬生智裕)

第27回東京国際映画祭は10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各地で開催中

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