『スター・ウォーズ』最新作、ルーカスの初期構想を使わず
ディズニーが手掛ける『スター・ウォーズ』最新作、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に、同シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスの構想が使われていないことをルーカス自らが明らかにした。
ルーカスはCinema Blendによるインタビューの中で、「ディズニーは僕が売却したときの構想にあまり乗り気ではなかった。だから彼らは自分たちで新たに作ったんだよ。それは、僕がもともと書いていたものとは別物なんだ」と語った。同インタビューで、彼自身の構想に詳しく言及することはなかったが、彼のこの発言は、もしルーカスが監督をしていたら……という『スター・ウォーズ』ファンの想像をかき立てる。
現在予定されているこの新たな『スター・ウォーズ』3部作の製作には少なくとも10年以上かかることが予想され、娘との時間を最優先に考えた末の売却であっただけに、ルーカスはディズニーの『スター・ウォーズ』に対し、一観客としてその公開を見守るだけの姿勢を貫くようである。そして『スター・ウォーズ』を離れたルーカスは、12歳の女の子向けに作ったという新作CGアニメーションミュージカル『ストレンジ・マジック(原題) / Strange Magic』の製作総指揮を務めるなど、より実験映画的な作品を生み出すことに意欲を示している。(編集部・石神恵美子)