怖がりの竹内結子、ホラー無理と言いながらも熱演!橋本愛は「頼もしい相棒」
第28回東京国際映画祭
女優の竹内結子と橋本愛が25日、都内・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の記者会見に中村義洋監督と共に出席した。本作で5度目のタッグとなる中村監督に信頼を寄せる竹内は、「オファーが来たので、何も考えず『やります!』と即答したのですが、後でホラーと聞いて後悔……わたし、すごく怖がりなんです」と告白。一方の橋本は、「全く平気、映画のときは鈍感なんです」と対照的な一面をのぞかせ、報道陣の笑いを誘った。
怖がりの竹内結子、ホラーに勇敢な橋本愛に「頼もしい相棒」と脱帽! 画像ギャラリー
本作は、「屍鬼」などで知られるベストセラー作家・小野不由美の本格ホラー小説「残穢」を、『予告犯』などの中村監督が映画化した衝撃作。読者の女子大生(橋本)から「今住んでいる部屋で奇妙な音がする」という手紙を受け取ったホラー小説家(竹内)が、2人で異変を調査するうちに驚くべき真実が浮かび上がってくるさまを描く。
いきなり怖がりを告白した竹内は、「わたしの役がホラー小説家だったので、まず、自分自身の中にある恐怖心を取り除くことに努力しました。毎日、呪文のように『怖くない、怖くない』と唱えながら現場に行っていましたね」と述懐。ところが家に帰ると、すぐに怖がりの竹内に戻ってしまい、「撮影中は毎晩、電気を煌々(こうこう)と付けて寝ていました」と苦笑い。これに対して橋本は、「わたしは部屋を真っ暗にしないと寝られないので」とあっけらかんと回答。すると竹内は、「頼もしい相棒がいてよかった」とその度胸に脱帽していた。
会見の終盤、中村監督から「本編を観たら、出るはずのないところから手が出ていたので驚いた」と思わぬ話が飛び出すと、竹内は「わたし、怖すぎて映画の後半、目が開けられなかったんですが、もう観なくていいですか?」とビビリ発言。一方、冷静な橋本は、「この映画は恐怖を煽(あお)る描写もあるけれど、わたしと竹内さんが真相を探るミステリーも見どころの一つ。結末はすごくいじわる! この感覚をぜひ味わってほしい」とアピールしていた。(取材:坂田正樹)
映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』は2016年1月30日より全国公開
第28回東京国際映画祭は10月22日~31日に六本木ヒルズ、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほかにて開催