高良健吾の芥川龍之介がカッコよすぎ!実孫も絶賛「おじいさんに会えた」
フジテレビ系の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」での演技も好評な高良健吾が、来月1日公開の映画『蜜のあわれ』でかの有名な芥川龍之介にふんした新たな劇中カットが公開された。
本作は、文豪・室生犀星が晩年に発表した小説を基に、室生自身を想起させる老作家(大杉漣)と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚(二階堂ふみ)の触れ合いを描いた幻想的な文学ドラマ。メガホンを取るのは『シャニダールの花』などの鬼才・石井岳龍。室生と同時代に活躍し、萩原朔太郎や中原中也と並んで当代きってのイケメン文豪と名高い芥川は幽霊として登場する。
芥川の実孫であるアクタガワタカトシさんは「祖父である芥川龍之介は、僕の父が小さいころに既に他界しているので、あまり具体的な話を聞いたことはないのですが、この『蜜のあわれ』という作品を通して、おじいさんに会えた感じがしました」と絶賛。「ただ高良健吾さんの芥川龍之介は、少しカッコよ過ぎるかもしれませんね」と笑った。
「いつ恋」でのお人好しな役もピッタリな高良だが、石井監督が「高良健吾さんは、控えめな優しい役もお上手ですが、彼の尖ったキャラクターがすごく好きなので、今回の役は絶対にハマると思いましたし実際にすごくかっこよかった」と語っているように、また違った魅力を見せてくれそうだ。(編集部・中山雄一朗)
映画『蜜のあわれ』は4月1日より新宿バルト9ほか全国公開