『黒い十人の女』をバカリズム脚本で連ドラ化!船越英一郎が父の当たり役に挑戦
故・市川崑監督の名作映画『黒い十人の女』(1961)が、バカリズムの脚本によって現代版として連ドラ化されることが決定した。本家で希代の映画スター、船越英二が演じたプレイボーイの松吉を、自ら熱望したという息子の英一郎が演じる。
岸惠子、山本富士子、中村玉緒、岸田今日子らそうそうたる顔ぶれの女優陣が集結し、妻のほかに9人の愛人を持つテレビ局プロデューサーが彼女たちに殺人を共謀されるさまをシニカルに描いた映画版を、テレビドラマ「素敵な選TAXI(センタクシー)」などエッジの効いた脚本で高い評価を得て来たバカリズムが舞台を現代に置き換えて大胆アレンジ。テレビ局の受付嬢、舞台女優、テレビドラマのアシスタントプロデューサー、若手女優ら十人の女に命を狙われる男という映画の設定をベースに、バカリズムならではのブラックユーモアを交えたストーリーが展開するという。
原作もの、1話完結以外の連ドラの脚本を手掛けるのはこれが初となるバカリズム。ここのところ何かと話題の“不倫”を題材にした物語だが、「独身の僕にはファンタジーの世界なので、自分なりに想像力を働かせて面白おかしく描ければと思います。僕自身、芸能ニュースには疎いので、その辺は全く意識していません」とバッサリ。一方、10股をかけながらもニクめないプレイボーイにふんする船越は、「前代未聞のサスペンスを天才・バカリズム氏がどんなコメディに仕立てていくのか、予想も出来ない結末に向かっていくドラマをお楽しみ下さい」とコメントを寄せた。撮影期間は8月20日頃~11月上旬を予定。(編集部・石井百合子)
木曜ドラマ「黒い十人の女」は9月29日より読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23:59~0:54放送