クリストファー・ノーランが初めて実話に挑む!『ダンケルク』日本公開
映画『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が、第2次世界大戦中に起きた実話を映画化する『ダンケルク(原題) / Dunkirk』が2017年に日本公開されることが決定し、日本語版の特別映像が公開された。
本作は、第2次世界大戦中のフランス・ダンケルクにおいて、1940年5月26日から9日をかけて展開された連合軍の一大救出作戦を題材にしたスペクタクルサスペンス。フランスに侵攻するドイツ軍に追い詰められた30万人以上ものイギリス・フランス軍兵士の命を、860隻の船舶で救った奇跡の撤退戦を描き出す。
主演は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』のトム・ハーディ。そのほか『ブリッジ・オブ・スパイ』で第88回アカデミー賞助演男優賞に輝いたマーク・ライランスをはじめ、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィらが出演。さらに、自らオーディションで役を勝ち取ったワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが映画初出演を果たす。
公開された映像では、泡だらけの広大な海岸や、砂浜に並べられた兵士の死体、ドイツ軍の爆撃機のサイレンにおびえるイギリス兵の姿が映し出されている。たった1分ほどの映像でありながら、壮大なロケーションと緊張感にあふれる内容は、息が詰まりそうな迫力に満ちている。
今年5月にクランクインを迎え、作戦の舞台となったフランスのダンケルクを皮切りに、オランダ、イギリス、アメリカなど世界中で撮影を敢行。『インターステラー』のようなSF映画でも、極力CGに頼らない生の迫力をもとめたノーラン監督が初めて挑む実話の映画化作品としても注目の一本となりそうだ。(編集部・入倉功一)