『君の名は。』勢いとまらない!関連商品もヒット中
新海誠が監督と脚本を務め、公開後10日で累計興行収入が38億円を突破するなど大ヒットを記録しているアニメーション映画『君の名は。』の、関連音楽CDや原作小説の売り上げが好調だ。株式会社TSUTAYAの発表によると、同作のために制作されたRADWIMPSの最新アルバム「君の名は。」、新海監督が自ら執筆した「小説 君の名は。」はともに映画の封切り以降、同社の販売ランキングで2週連続で1位を獲得しており、新海監督の過去作品のレンタル回数は半年前に比べて約3.5倍と急増しているという。
同作は口コミ効果などもあり、9月3~4日の週末だけで動員86万7,345人、興収11億6,090万9,500円という成績をマーク。主題歌「前前前世」など歌唱曲4曲と劇伴曲22曲を収録したRADWIMPSのアルバムは、TSUTAYAの販売ランキングのほかオリコンウィークリーチャートでも1位を獲得し、同アルバム収録曲がiTunesチャートでも上位を独占。公開後の原作小説の売上冊数も、「バケモノの子」「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」「世界から猫が消えたなら」などの映画化原作の3倍以上を記録しており、映画公開年の原作売上数で歴代最高を記録した百田尚樹による「永遠の0」を超えると同社は予想している。(数字は各映画公開後3か月TSUTAYA調べ)
『秒速5センチメートル』をはじめとする新海監督の過去5作品のTSUTAYAにおけるレンタル率も『君の名は。』公開時には全てが前月比を大幅に上回るなど大ヒット作品を生み出した新海監督。『君の名は。』の大ヒットにより、国内外からの注目度は増すばかりで、次世代の日本のアニメを牽引していく監督の一人として早くも次回作へ期待を寄せる声も上がっている。
『君の名は。』は、田舎町の女子高生・三葉と東京に住む男子高校生・瀧が、夢の中でお互いが入れ替わる不思議な体験を通じて惹かれあっていく姿を追った作品で、神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみらが声優として参加している。(編集部・海江田宗)