男を殴り失明させたマーク・ウォールバーグの記録抹消申請が取り下げ
米俳優マーク・ウォールバーグによる1988年の暴行事件の記録抹消申請が取り下げられたと ET Online などが報じた。
当時16歳だったマークは、ボストンのコンビニから酒を2ケース盗もうとした際、ある男性を棒で殴り、片目を失明させ、45日間を刑務所で過ごした過去がある。現在、4人の子供がいるマークは、自分はあのときとは別人であるとして、2014年12月に記録の抹消をマサチューセッツ州赦免委員会に申請していた。委員会によると、今年1月に申請手続きを進行させたいかどうかの問い合わせを書面で行ったが、所定の90日以内にマークが返事をしなかったため、申請は取り下げられたのだという。
マークが返答しなかったのは意図的だった可能性が高い。先日開催されたトロント国際映画祭では、赦免申請したことを後悔していると The Wrap にコメント。「赦免は必要ないことだった。この28年間、過ちを正そうとがんばって生きてきた。それを証明するための紙切れなんていらないんだ。申請は促されてしたことで、あの事件を蒸し返したくはない」と語っていた。
赦免申請をした後、マークがセレブの立場を利用して過去をもみ消そうとしていると批判する意見も多かった。(澤田理沙)