ダニエル・クレイグ、ジェームズ・ボンド続投に乗り気!
映画『007』シリーズのジェームズ・ボンドを再び演じることはないと思われていた俳優のダニエル・クレイグが7日、ニューヨークフェスティバルに登場し、同役の続投に前向きな様子を見せた。Vultureなどが報じた。
本シリーズの第21作『007/カジノ・ロワイヤル』から6代目として、4作品でボンドを演じてきたダニエル。昨年、『007 スペクター』のプロモーション中に再びボンドを演じるくらいであれば「手首を切った方がマシ」と答え、ファンを驚かせた。その後の今年5月にも、6,800万ポンド(約88億4,000万円・1ポンド130円計算)でもう2本、ボンド役として出演してほしいというオファーを断ったと報じられており、ダニエルによる再演は厳しいとの見方が強まっていた。
しかし今回、公の場に姿を現したダニエルは、ボンド役にカムバックする可能性について問われると、自ら「手首を切った方がマシ」発言について、「あれは撮影が終わった直後に言い放ったことだよ。1年も家から離れて生活していたからね」と弁明。
そして、「ボンドを演じるという、この世で最高の仕事を手にしたんだ。もしやめたら、とても恋しく思うだろう。俳優という仕事が大好きなんだ。その役を通してスリルを得られる限り、続けると思う」と前向きな考えを明らかにした。ダニエルによると、本シリーズの次回作についての話し合いはなされていないとのこと。
ダニエルはすでに、20エピソードあるテレビドラマ「ピュリティー(原題) / Purity」のほか、スティーヴン・ソダーバーグ監督の新作『ローガン・ラッキー(原題) / Logan Lucky』への出演が決まっている。
ダニエルの引退が濃厚と考えられていた際には、次のボンド役候補として、『ホビット』シリーズでドワーフのキーリを演じたエイダン・ターナーや、『マンデラ 自由への長い道』などのイドリス・エルバ、『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で有名なトム・ヒドルストンらの名が挙がっていた。先週には、本シリーズの製作総指揮を務めているカラム・マクドゥガルが、製作陣は依然としてダニエルを第1候補に考えていると発言をしており、ダニエルがカムバックする可能性が見えてきた。今後の展開から目が離せそうにない。(編集部・石神恵美子)