松山ケンイチ、安倍晋三首相を「安倍マリオ」と言い間違い!?
第29回東京国際映画祭
俳優の松山ケンイチが25日、六本木ヒルズで行われた第29回東京国際映画祭のオープニングレッドカーペットイベントに登場し、安倍晋三首相のことを「安倍マリオさん」と呼び観客の笑いをさらった。
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本映画祭クロージング作品『聖の青春』を引っ提げ、安倍首相、オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』に主演するメリル・ストリープと同じステージに立った松山は、大歓声に深々と頭を下げると「雨の中、足を運んでいただきありがとうございます。映画祭は僕にとってとても貴重な経験で、たくさんの方からエネルギーをいただいています。ありがとうございます」とあいさつ。
そして、「大ファンのハリウッドの名女優メリル・ストリープさん、日本を代表する安倍マリオさん。間違えました。安倍首相と肩を並べさせていただいたことを光栄に思っています」と安倍首相がリオデジャネイロオリンピックで人気ゲームキャラクター・マリオにふんしたことをほうふつさせるジョークで観客の笑いを誘うと、「東京国際映画祭のクロージング作品に選んでいただいて光栄に思っています。今年の映画祭の顔の役割もあるのでとても幸せに思っています」と大役に臆することなく、その喜びをかみしめた。
一方の安倍首相は、「レッドカーペットは国会のじゅうたんよりも歩いているとワクワクします。いよいよ東京国際映画祭がはじまるなという思いになります」と笑顔。オープニングセレモニーで本映画祭の開幕を祝うと、『シン・ゴジラ』に注目していることを告白。「萩生田(光一)官房副長官が『あれ参考になりますよ』とやけに勧めてくるなぁと思ったら、官房副長官が活躍する映画でした」と自虐的に語りつつ、「わたしもぜひ観たいと思います」と期待を込めていた。
また出演作でオープニングを飾ったメリルは「この作品をオープニングに選んでくれたことをとても名誉に感じています」と感激しきりで、「できればこのまま残って全ての作品を観たい」とも。しかし、11月8日には「2016年アメリカ合衆国大統領選挙」が控えていることから、「残念ながらアメリカに戻って新しい大統領が生まれる瞬間を見届けなければいけません」と寂しさを吹き飛ばすウィットに富んだコメントで会場を沸かせた。(取材/錦怜那)
第29回東京国際映画祭は11月3日まで六本木ヒルズ、EX THEATER ROPPONGI ほかにて開催