『君の名は。』韓国の国際映画祭でW受賞!台北でも興収1位スタート
大ヒット中の新海誠監督によるアニメーション映画『君の名は。』が、韓国で25日まで開催された第18回プチョン国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で、優秀賞(Special Distinction Prize)と観客賞(Audiences Prize)をダブル受賞したことが明らかになった。
国内では8月26日の公開から39日間で観客動員1,000万人を突破、週末映画ランキングではV9を達成するなど、驚異のヒットを記録している本作。
プチョン国際アニメーション映画祭は、芸術的に優れたアニメを発掘し、その魅力を世に届けることが目的の映画祭で、今年は長編作品として、ニュージーランド、フランス、韓国、スイス、スペイン、カナダなどの作品がノミネートされた。その中から『君の名は。』が長編コンペティション部門で、優秀賞と観客賞の二冠を達成。同部門で優秀賞と観客賞をダブル受賞するのは初めてのことだという。
また、すでに世界89の国と地域で海外配給が決定している同作だが、今月21日より海外初の劇場公開となった台湾では46スクリーンで上映。台北での公開週末3日間の興行収入ランキングにおいて、1位の好スタートを切っている。
『君の名は。』は、見知らぬ者同士だった田舎町で暮らす少女と東京に住む少年が、奇妙な夢を通じて導かれていく姿を描く物語。世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるスペインの第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭でも、アニメーション作品の部門で最優秀長編作品賞にあたる賞を獲得している。(編集部・小山美咲)