『君の名は。』通算11回目の1位!『もののけ姫』に迫る
映画週末興行成績
土日2日間(11月12~13日)の全国映画動員ランキングを14日に興行通信社が発表し、『君の名は。』が先々週の2位から首位に返り咲いて以来、2週連続で1位を獲得。通算11回目のナンバーワンを獲得した。週末の動員は約19万人、興行収入は約2億5,900万円を記録し、13日までの累計動員は1,420万9,346人、累計興収は184億9,222万900円。歴代興収ランキング6位の『もののけ姫』(最終興収193億円)にジワジワと迫っている。
巴亮介のサイコスリラーコミックを小栗旬主演、大友啓史監督で実写映画化した『ミュージアム』が2位にランクイン。動員18万217人、興収2億4,449万6,500円を記録するなど、首位作品とも遜色のない好調なスタートを切った。
作家リー・チャイルドの小説「ジャック・リーチャー」シリーズをトム・クルーズ主演で映画化した『アウトロー』の続編『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が動員約14万人、興収約1億9,000万円で3位に初登場。11日金曜の初日を合わせた3日間成績は動員19万3,637人、興収2億5,829万7,000円となった。
こうの史代の同名コミックを片渕須直監督がアニメ化した『この世界の片隅に』が63スクリーンの公開規模にもかかわらず、動員3万2,034人、興収4,704万2,090円で10位にランクイン。今後、全国50館以上の劇場が追加、累計100館以上の劇場での上映が決まっており、作品評価も非常に高いことから、口コミによるロングランが期待される。
公開3週目の『インフェルノ』は興収10億円を突破。そして惜しくもベストテン圏外となったが、人気テレビアニメシリーズの劇場版『きんいろモザイク Pretty Days』が11位にランクインしている。
今週末は『聖の青春』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』『映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い』『劇場版 暗殺教室 365日の時間』『灼熱』『ガール・オン・ザ・トレイン』『orange -未来-』『マイ・ベスト・フレンド』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年11月12~13日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『君の名は。』:12週目
2(初)『ミュージアム』:1週目
3(初)『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』:1週目
4(2)『デスノート Light up the NEW world』:3週目
5(3)『インフェルノ』:3週目
6(4)『溺れるナイフ』:2週目
7(5)『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』:3週目
8(6)『ボクの妻と結婚してください。』:2週目
9(初)『オケ老人!』:1週目
10(初)『この世界の片隅に』:1週目