紅白出場が決まった欅坂46、初のワンマンライブ大成功
第67回NHK紅白歌合戦の出場が決まるなど、人気急上昇中のアイドルグループ欅坂46が25日、有明コロシアムで初ワンマンライブを実施、24日と25日の2日間で3回の公演を行い、各回9,000人、計2万7,000人を動員する大成功をおさめた。
紅白出場が決まった欅坂46、初のワンマンライブに「有明コロシアムかかってこい!」 画像ギャラリー
2016年4月6日に発売したシングル「サイレントマジョリティー」でメジャーデビューを果たして以来、「世界には愛しかない」「二人セゾン」が3作連続で1位を獲得するなど、今年のミュージックシーンの注目株となった彼女たち。その勢いはとどまる所を知らず、デビュー1年目にして早くも有明コロシアムでの単独ワンマンライブが実現することになった。
最終公演となった25日の夜公演も、会場は超満員。グループのイメージカラーである緑のケミカルライトの光が会場を包む中、オープニングを迎えたメンバーたち。3枚のシングル曲でセンターを務める平手友梨奈が低く、しかし力強い声で「有明コロシアムかかってこい!」と呼びかけると会場は一気にヒートアップ。その後もアンコールを含む20曲を披露し、会場を熱狂の渦に包みこんだ。
途中でサンタ風衣装を披露したメンバーたちは、「手をつないで帰ろう」の前にクリスマスメドレーを披露した。「最高のクリスマスプレゼントを届けますよ。最高のクリスマスパーティーにしましょう!」というメンバーたちの言葉に会場は一気にクリスマスムードに。そして最後は、「わたしたちは負けない。わたしたちは支配されない。わたしたちは坂を登り続ける」というメンバーたちの宣言とともに「サイレントマジョリティー」を披露。その力強いパフォーマンスで会場を大いに盛り上げ、メンバーたちはいったんステージを去った。
そして会場中からのアンコールに応えてステージに再び現れたメンバーたちだったが、観客の声援を前に菅井友香は「初めての単独ライブでアンコールって声をかけてもらって感無量です。わたしたち欅坂46は大先輩の恩恵を受けて、身の丈に合っていないと言われても仕方がないような、本当に大きなステージに立たせていただいて」と語ると、感極まって涙。そんな菅井を励ますように会場からは力一杯の声援が。その様子に思わずもらい泣きするメンバーたちの姿もあった。さらに「自分たちはまだまだ未熟で、そのステージに立つのが怖い日もあったんですけど、そのたびに皆さんがわたしたちを見守ってくださって。勇気をいただきました。感謝でいっぱいです」と続けた菅井は、「いつも笑顔をくださる皆さんに恩返しができるよう頑張っていきたいです」と決意を語った。そしてアンコール曲としてCD未収録の新曲「W-KEYAKIZAKAの詩」を披露。サビに「けやきざか」というフレーズを含むこの曲で会場を一体感に包みこんだ。(取材・文:壬生智裕)
■この日のセットリスト
1:大人は信じてくれない
2:語るなら未来を…
【MC】
3:渋谷からPARCOが消えた日
4:渋谷川
5:ボブディランは返さない
6:青空が違う
7:夕陽1/3
8:制服と太陽
9:キミガイナイ
【MC】
10:山手線
11:乗り遅れたバス
12:また会ってください
13:ひらがなけやき
14:僕たちの戦争
15:手を繋いで帰ろうか
16:誰よりも高く跳べ!
【MC】
17:二人セゾン
18:世界には愛しかない
【MC】
19:サイレントマジョリティー
【アンコール】
20:W-KEYAKIZAKAの詩(新曲)