二階堂ふみ、デヴィッド・ボウイから学んだ生き方告白 大回顧展スタート
女優の二階堂ふみが5日、都内で行われたデヴィッド・ボウイ大回顧展「DAVID BOWIE is」の先行内覧会に出席した。二階堂はボウイの楽曲「Changes」を思い出の曲に挙げると「16歳の時に一番聴いていた曲。変化を恐れていた時期に、前に進もうと思わせてくれた曲。今でもこの曲を聴くとポジティブになれるんです。長く人生をかけて聴いていきたい曲」とボウイ愛を熱く語っていた。
二階堂が最初にボウイと出会ったのは、写真家・鋤田正義のスチール写真だったという。「自分が表に立って何かを作り、身体を使って表現する仕事をする前は、ボウイのファッションが格好いいなって思っていたのですが、こういうお仕事をするようになってからは、新しいものを表現していくことを恐れない姿勢に影響を受けました」とリスペクトの理由を述べると「知れば知るほど魅力的で引き出しが多い方。ずっと追い続けたい人」と思いを馳せていた。
一足早く展示会を鑑賞した二階堂は「一日中余韻に浸れ、たくさんの刺激をもらえました。ボウイが描いていた絵や詩、髪が長いころの映像など貴重なものがいっぱいありました」と興奮気味に語ると「大好きなアーティストだけれど、見たことがない姿もたくさんありました。若い世代の人にも見ごたえがある展示会だと思います」とリアルタイム世代でなくとも十分楽しめることを強調していた。
ボウイの変化を恐れない姿勢に影響を受けた二階堂の2017年の目標は早起き。「年末年始はニューヨークで過ごしたので、いまは時差ぼけで早起きができています」とはにかみながら「これからも前向きにやりたいこと、こうなりたいと思う自分を楽しく追及していきたいです」と抱負を語っていた。
ボウイの偉業を振り返る「DAVID BOWIE is」は、2013年にイギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でスタートすると、カナダ、ブラジル、ドイツ、アメリカ、フランスなど9か国を巡回し、2017年アジア初となる日本で開催が決定。7万5,000点におよぶボウイのアーカイブから厳選された300点以上の貴重な品々を展示。親日家として知られるボウイだが、日本展では、独自展示として映画『戦場のメリークリスマス』でボウイと共演した北野武、坂本龍一が彼について語ったインタビュー映像なども上映される。本内覧会には、TAKURO(GLAY)、SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN、Violet UK)、栗原類、椿鬼奴、小林克也、野宮真貴(ピチカート・ファイヴ)、Mappy、鋤田正義、高橋靖子、桃井かおり、山本寛斎なども出席した。
大回顧展「DAVID BOWIE is」は1月8日~4月9日まで東京・品川の寺田倉庫G1ビルにて開催