トム・ハンクス、オスカー候補者のリストに載るも本当は落選…公式サイトが謝罪
第89回アカデミー賞
第89回アカデミー賞公式サイトの候補者一覧に実際にはノミネートを逃したトム・ハンクス(『ハドソン川の奇跡』)らの名前を載せてしまったとして、同賞を放送する米ABC局のデジタル部門が謝罪した。
実際に主演男優賞にノミネートされたのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック、『ハクソー・リッジ(原題)』のアンドリュー・ガーフィールド、『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング、『はじまりへの旅』のヴィゴ・モーテンセン、『フェンシズ(原題) / Fences』のデンゼル・ワシントンの5人。トムは幻の6人目の候補として名前が表示された。
また、主演女優賞でも実際にノミネートを果たしたルース・ネッガ(『ラビング 愛という名前のふたり』)の代わりに、落選したエイミー・アダムス(『メッセージ』)の名前がリストされてしまった。候補者一覧はすぐに修正されており、The Hollywood Reporter が関係者の話として報じたところによると、エイミーは間違いが正されるまで、自分が候補者としてリストされたことには気づかなかったとのこと。トム以上にエイミーは有力候補とみなされていただけに残念がるファンは多く、彼女の名前はTwitterのトレンドにもなった。
主演女優賞には、同じくノミネートを逃したアネット・ベニング(『20センチュリー・ウーマン』)の名前も一瞬載ったという。
ABCデジタルは「速報としてお知らせしようとして、公式サイトに誤ったノミネーションリストを載せてしまいました。ABCはすぐにそれに気づき、間違いを正しました。アカデミーの皆さん、報道関係者、ファンの方々を混乱させたことをお詫びします」と声明を発表している。(編集部・市川遥)