野村周平、人との距離つかめず?「膝の上に乗ってくる俳優は初」暴露される
俳優の野村周平が9日、都内で行われた映画『サクラダリセット 前篇』完成披露試写会舞台あいさつに登壇し、深川栄洋監督に「(僕の)膝の上に乗ってくる俳優は初めて」などと暴露される一幕があった。この日は、黒島結菜、平祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里らも来場した。
河野裕の同名小説が原作の本作は、さまざまな能力者たちが暮らす街・咲良田を舞台に、驚異的な記憶保持能力を持つ高校生・浅井ケイ(野村)が、「リセット」の一言で世界を最大3日分巻き戻すことができる春埼美空(黒島)と共に、リセットの影響で2年前に死んだ同級生・相麻菫(平)を蘇らせようと様々な作戦に挑む姿を描いた青春ミステリー。
「いつもこれ(完成披露試写会)があるんですよ……。(観客が映画を)観た後のTwitterを見るのが緊張するんですよ……」と意外な胸中を明かし、ファンから「カワイイ~」と黄色い歓声を浴びる野村。続いてケイ役について、監督からは「(賢い役なので)姿勢を良くして、賢そうなしゃべり方してください」と言われたことを打ち明け、「失礼ですよね。普段がバカみたい……」とボヤくと、「必死に難しい漢字を言うという役づくりをしていました」と撮影時を振り返った。
すると深川監督は、「ケイは全能の人物で、周平くんにはなかなか……」と口ごもり、野村から「言葉選べよ」と脅されながらも、「本当に出来るのかな? と思っていたけど、仕上がったら、エキセントリックな芝居で今までにない野村周平が見られるんじゃないかな」と役者として一皮むけた野村の演技を絶賛した。
しかしその後、役とはかけ離れた野村のエピソードが噴出。健太郎が「朝からテンションが異常に高くて、『おはよ、おはよ……』と5~6回は(連続で)言う」とばらし、平が「控室まで口笛を吹いてくるから、あっ、来たな! とわかる」と説明すると、思わずMCから「今どきそんな人がいるんですか?」とツッコまれる野村。さらに深川監督は「20年以上も映画をつくっているけど、(撮影を)待っている間に(僕の)膝の上に乗ってくる俳優は初めて」とぶっちゃけ、「人との距離感がつかめていないのかな?」と首をひねり、観客の笑いを誘った。
そんな中、来週がバレンタインデーということで、リセットしたいバレンタインの思い出を尋ねられた野村は、「逆に貰いたくない。貰ったことがあり過ぎるから、一回は貰いたくない」と世の男性がうらやむ発言。楽しいトークで、終始、会場を沸かせた。(取材/錦怜那)
映画『サクラダリセット』前篇は3月25日、後篇は5月13日より2部作連続公開