スカヨハの顔面がパカリ!ハリウッド版『攻殻機動隊』原作リスペクトのカットも登場する新映像
スカーレット・ヨハンソン主演で士郎正宗の人気SFコミック「攻殻機動隊」を実写化する映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の予告編が公開され、アニメ版を彷彿させるバトルシーンやおなじみのキャラクターの登場など、原作にリスペクトをささげたカットの存在が明らかになった。
原作は近未来を舞台に、脳以外の全身を義体化した少佐こと草薙素子と、彼女が率いる捜査組織公安9課(通称:攻殻機動隊)の活躍を描いたSF作品。実写版では少佐をスカーレットが演じ、公安9課の創設者である荒巻大輔役でビートたけし、少佐の片腕ともいえるバトー役でピルー・アスベック、テレビアニメ版にも登場する革命家クゼ役でマイケル・ピットが出演。さらにフランスの名女優ジュリエット・ビノシュが映画オリジナルキャラクターのオウレイ博士を演じる。
公開された新予告編には、ヘリコプターから降り立つ9課の面々が登場。その中にはバトーに加え、左目が義眼の狙撃手サイトーとおぼしき人物も確認できる。さらに押井守監督の劇場版を思わせる、少佐が多脚戦車の銃撃から身を隠すシーンも。最後は「奴らは命を救ったんじゃない。奪ったんだ」と言い放つクゼと思われる人物が少佐の顔のパーツをはずし、その内部がむき出しになる衝撃的なシーンで幕を閉じる。メガホンを取ったルパート・サンダーズ監督が、原作へ最大限のリスペクトをささげたことが見てとれる一方で、物語についてはさらに謎が深まる仕上がりだ。
同作の撮影についてスカーレットは、「人間とかけ離れたものを演じて、人間らしさのニュアンスを出してはいけない難しい体験だったわ。今までにない特別な体験よね。深く突き詰めていけたんじゃないかしら。誇りに思っている作品よ」と振り返っている。彼女の見せる“本気度”にも注目だ。(編集部・入倉功一)
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日より全国公開