ディーン・フジオカ妻役は貫地谷しほり!「結婚しよう」は別れの言葉…結婚詐欺師の愛
直木賞作家・井上荒野の同名小説を実写映画化する映画『結婚』で、ディーン・フジオカ演じる主人公の結婚詐欺師・古海の妻である初音役に貫地谷しほりが決定。あまたの女たちを裏切る結婚詐欺師が唯一安らいだ表情を見せる相手という難しい役柄だが、貫地谷は「古海が初音以外の女性たちに、どんな視線を向けているのかも楽しみです。この映画での結婚の意味とは何なのか一緒に目撃してください」と呼び掛けた。
本作の監督はNHK連続テレビ小説「あさが来た」でチーフ演出を務めた西谷真一、脚本は「結婚できない男」「梅ちゃん先生」などの尾崎将也が担当。脚本の尾崎は、本執筆の段階から初音役には貫地谷をイメージしていたという。二人と貫地谷はNHK時代劇「吉原裏同心」などで組んだ仲。その彼らからの期待に対し、貫地谷は「とても大切な役をオファーしてくださった西谷監督と脚本家の尾崎さんに応えられたのか不安ですが、またご一緒できて光栄でした」と本心からのコメントを寄せた。
また貫地谷のほか、古海を助ける謎の女・柊泰江役でディーン・フジオカとNHK朝ドラ「あさが来た」以来の再共演を果たした萬田久子、古海に惹かれる家具屋店員・工藤麻美役で中村映里子、同じく古海に惹かれていくキャリア志向の編集者・吉岡真奈役で松本若菜、自分を騙した古海を探し出そうとする市役所勤務の穂原鳩子役で安藤玉恵、鳩子と共に古海を追う探偵・矢島役で古舘寛治が出演することが発表。それに伴いポスタービジュアルも披露された。同ビジュアルには「『結婚しよう』ーそれが、彼の別れの言葉」と、ディーンがふんする古海の性質が一目でわかるキャッチコピーが載せられている。
さらに映画主題歌は、ディーン自ら手掛けるとのこと。DEAN FUJIOKA として作詞/作曲を担当し、主人公・古海としての思いを歌に込める。映画は6月24日に公開。(編集部・井本早紀)