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「映画本大賞」ベストテン発表!1位は「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」

「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」
「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」

 雑誌「キネマ旬報」が毎年、前年度に出版された映画に関する書籍・“映画本”の中からベストテンを選出する「映画本大賞」が発表された。2016年度の第1位は、岡田秀則の「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」(立東舎)が選ばれた。

【写真】昨年の映画本大賞第1位は…

 「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」は、過去の文化遺産を保存・運用するアーカイブを「映画」という分野で担ってきた著者による「物質としての映画」にまつわるエッセイ集。映画アーカイブの基本思想は「すべての映画は平等である」で、小津安二郎作品も成人映画も区別なく未来へとひきつがれていくそうだ。

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2016年度の映画本ベストテン

 「映画本大賞」は映画を観る楽しみだけでなく映画を「読む」楽しみも伝えたいという思いから企画されている。2016年度のベストテンは以下の通り。(編集部・海江田宗)

1位:「映画という《物体X》フィルム・アーカイブの眼で見た映画」(岡田秀則・著/立東舎/1,800円+税)
2位:「まわり舞台の上で 荒木一郎」(荒木一郎・著/文遊社/3,200円+税)
3位:「ハワード・ホークス映画読本」(山田宏一・著/国書刊行会/2,500円+税)
4位:「ヒッチコック映画読本」(山田宏一・著/平凡社/2,000円+税)
5位:「映画監督 小林正樹」(小笠原清梶山弘子・編著/岩波書店/6,800円+税)
6位:「ジョージ・キューカー、映画を語る」(ギャビン・ランバート・著、ロバート・トラクテンバーグ・編、宮本高晴・訳/国書刊行会/4,800円+税)
7位:「東京映画地図」(宮崎祐治・著/キネマ旬報社/1,800円+税)
7位:「森卓也のコラム・クロニクル:1979-2009」(森卓也・著、和田尚久・編/ワイズ出版/6,800円+税)
9位:「塚本晋也「野火」全記録」(塚本晋也・著/洋泉社/2,200円+税)
10位:「署名はカリガリ 大正時代の映画と前衛主義」(四方田犬彦・著/新潮社/2,400円+税)
10位:「呑むか撮るか 平山秀幸映画屋(カツドウヤ)街道」(平山秀幸・著、鈴村たけし・編/ワイズ出版/2,900円+税)
(第7位と第10位はそれぞれ2冊同点)

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