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松本潤、有村架純との浴室ラブシーンを明かす

松本潤と共演の『ナラタージュ』撮影現場の有村架純
松本潤と共演の『ナラタージュ』撮影現場の有村架純 - (C) 2017「ナラタージュ」製作委員会

 島本理生の同名小説を、『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が松本潤主演で映画化するラブストーリー『ナラタージュ』(10月7日公開)で、有村架純演じるヒロインと禁断の恋に落ちる高校教師を演じた松本が、浴室でのラブシーンの裏側を明かした。

嵐・松本潤主演『ナラタージュ』メイキング写真

 本作で松本が演じたのは、かつての教え子・泉(有村)と再会し、親密になっていく高校教師・葉山。泉と惹かれ合うも、彼には離婚の成立していない妻がいた。劇中で泉が「先生のことがわからない」と言っているようにハードルの高い役柄だったというが、物語は泉目線で描かれるため「現場では自分の中で正当性を持たないようにしました」というのが松本のスタンス。「何にも考えてないのと伝えられていないのは別の話だと思うし、何かを考えてはいるけれど、その何かが全く伝わらなくても相手はわからないだろうし……。自分の中で抱えている気持ちを伝えすぎず伝えなさすぎず、という感じをどうやったら描けるかなというのが頭の中に常にありました」と悩み、試行錯誤を重ねた現場を振り返る。

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 有村とはテレビドラマ「失恋ショコラティエ」(2014)以来の共演となり、「泉がつらい思いをするシーンも多かったので、僕も感情を引っ張られることも多かったです。でも、撮影期間の前半に重いシーンでの空気感や疲労感も含め楽しめるようになっていって、次第に心地よくなりました」と手応えを感じている様子だ。

 本作の見せ場の一つが、特報公開後反響を呼んだ浴室でのラブシーン。このシーンはシャワーの湯が出ていない状況でリハーサルが行われ「実際にシャワーを使う撮影本番では出たとこ勝負しかないんだろうなと思っていた」と言うが、何と一発OKだったそう。「脚本を読んだ時はどういう風になるかが見えなかったんですが、水の力って偉大なんだなと思いました(笑)」と述懐しており、「有村さんのことしか見てなかったので、自分がどう動いたかも覚えてないです」という言葉からも、いかに役に没頭していたかがうかがえる。

 「今まで自分がやらせていただいたラブストーリーとは少し違っている」と捉えた上で、「すごく嫌な奴にも、すごく弱い人間にも、すごく自分勝手な人にも映っているかもしれなくて、観る人によっても、編集の仕方にもよっても変わるとも思いますし、そこが面白いところだとも思ってます」と葉山の多面的な人物像に思いを巡らせる松本。

 これまでテレビドラマ「花より男子(だんご)」シリーズ、「スマイル」(2009)、映画『陽だまりの彼女』(2013)といった多種多様なラブストーリーをこなし、2007年公開の映画『僕は妹に恋をする』では双子の妹と許されぬ恋に落ちる高校生を演じて話題になった松本が、本作で見せる“新たな色香”に期待したい。(編集部・石井百合子)

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