「グリーンマイル」初舞台化!トム・ハンクスが演じた役は加藤シゲアキ
トム・ハンクスが主演を務めた映画版も大ヒットを記録した、スティーヴン・キングの人気小説「グリーンマイル」が初めて舞台化されることが明らかになった。主演はNEWSの加藤シゲアキ。加藤は「まさか自分にトム・ハンクスが演じた役をやらせて頂く日がくるなんて……と嬉しくもあり、不安でもありますが、舞台ならではの見応えのある作品にしたいと今からわくわくしています」と意気込んでいる。
「グリーンマイル」は、大恐慌時代のアメリカ南部の刑務所を舞台に、看守と死刑囚の交流を描いた作品。加藤自身、映画版を観た時の衝撃は今も胸に残っているといい、「僕と同じようにたくさんの方がこの作品に対して特別な思いがあると十分に感じており、だからこそ良いプレッシャーを感じています」とのこと。処女小説「ピンクとグレー」を2012年に発表して以降、小説家としての顔も持つ加藤の舞台主演は、2014年の「中の人」以来3年ぶり5作目となる。
上演台本・演出を手掛けるのは、自らのカンパニー「ミナモザ」を率いて社会に訴えかける作品を発表し続けてきた瀬戸山美咲だ。瀬戸山は「人を救いたいという気持ちと、死んでほしいと思う気持ち。両者は相反するものではなく、ひとりの人間の中に同時に存在します。『グリーンマイル』は美しくファンタジックな表現で、そんな矛盾を明らかにします。この作品を、自らの言葉で人の心を描いてきた加藤シゲアキさんと舞台化できることに大きな喜びを感じています」とコメントを寄せた。(編集部・市川遥)
舞台「グリーンマイル」は9月30日~10月22日まで東京グローブ座にて、11月4日~11月8日まで京都劇場にて上演