キャリー・フィッシャーさんディズニーの伝説に…D23でマーク・ハミルらレジェンド集合
現地時間14日、ディズニー最大級のファンイベント D23 Expo2017 の開幕を告げる本年度の「ディズニー・レジェンド」授賞式がアメリカ・アナハイムのアナハイム・コンベンション・センターで行われ、映画『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミル、マーベル・コミックス創始者のスタン・リーら伝説級のゲストが登壇した。
ディズニーに多大な貢献した人物をたたえる、まさにディズニーの伝説をたたえる同賞。今回は1987年の創設から30年という記念の年となり、昨年急逝したキャリー・フィッシャーさんを含む11名が表彰された。
キャリーさんの愛娘ビリー・ラードは、母の受賞に「母は昔からディズニーが好きでした。よく一緒にディズニーランドに行きましたが、今思えば、わたしより彼女の方が楽しんでいたのかも。いつだってディズニープリンセスになりたいと思っていた彼女にとって、レジェンドに選ばれたことは、とても価値のあることです」と喜びのメッセージを寄せた。
またマークは「ディズニーの記念品を集めるのが好きなんだけど、ディズニー・レジェンドに並ぶ物を手に入れるのは難しいね。感謝のしようがない」と大感激。シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス監督と「カメラの後ろで働いてくれた数千もの人々」に感謝を告げると、キャリーさんの受賞についても「お互いを愛していたし、ケンカもした。本当の兄妹のようにね。彼女を心からリスペクトしている」と触れつつ、「もし彼女がここにいたら、2回は中指を立てられていただろうね」とジョークを飛ばし、会場は爆笑に包まれた。
多くのマーベルヒーローの生みの親であるスタンは、共にマーベルに貢献したジャック・カービーとの受賞に歓喜。「10代のころ『ターザン』や手に入るディズニーの本を次々に読んでいた。ある時などは、何か月もお金を貯めて『アート・オブ・ディズニー』という本を買ったものさ。ディズニーは常に僕にインスピレーションを与えてくれて、こうなりたいと思える存在だったんだ。だからこそこの場所に来られて、ジャックの功績を称えられることができて、本当にうれしい。エクセルシオール!」と呼びかけ場内は歓声に包まれた。
授賞式に合間には、ディズニー関連舞台の出演者によるパフォーマンスも披露され、盛り上がりは最高潮に。舞台「ライオンキング」のキャストが圧巻のパフォーマンスでトリを飾ると、場内は盛大な感性と拍手に包まれた。
そのほか今年のディズニー・レジェンドは以下の通りクライド・ジェロニミ(アニメーター、『101匹わんちゃん』など監督)、マヌエル・ゴンザレス(コミック作家)、ゲイリー・マーシャル(『プリティ・ウーマン』など監督)、ジュリー・テイモア(「ライオンキング」舞台演出など)、オプラ・ウィンフリー(司会者)、ウェイン・ジャクソン(ディズニーアトラクション作成)、ウーピー・ゴールドバーグ(女優)。
「D23 Expo 2017」はアメリカ・カリフォルニア州のアナハイム・コンベンション・センターにて現地時間16日まで開催。ディズニー/ピクサーの新作アニメーションに加え、マーベルスタジオの実写映画、『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の最新情報や新テーマパークの情報が次々に解禁される予定だ。(編集部・入倉功一)