前田敦子、AKB48時代の名言をギャグ扱いされ抗議
女優の前田敦子が8日、都内で行われた映画『散歩する侵略者』完成披露上映会に出席し、過去のAKB48選抜総選挙での名言をギャグ扱いしたアンジャッシュ・児嶋一哉に可愛く抗議した。この日は、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、満島真之介、光石研、前川知大(原作)、黒沢清監督も来場した。
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MCから「事件を追う刑事・車田を演じました児嶋一哉さんです」と紹介され、「間違えろよ! そういうために呼ばれてるんだから」とツッコみ、一笑いを起こした児嶋は、名前を間違えるというボケを要求し、改めて「児嶋だよっ!」とツッコんでご満悦。さらに、「場違いな感じもしますが、黒沢監督の作品は(2008年の『トウキョウソナタ』以来)2作品目」と意外な事実を明かすと、「(この中で)僕が一番(黒沢作品に)ハマっているのかな」と悦に入った。
その後、侵略者が人間の大切な概念を奪うという劇中設定にちなんで、「誰のどんな概念を奪いたい?」と尋ねられた前田が「児嶋さんの名前」と答えると、「仕事なくなるわ。児嶋じゃなくなったら何にもなくなっちゃう。名前を大声で言うことでご飯を食べてるから」と断固拒否する児嶋。しかし、自分は「あっちゃんのあのギャグ(が欲しい)」とおねだりし、前田が「わたし、ギャグ持ってないんですけど」と戸惑うと、「『わたしのことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでね』っていうあのギャグ」と説明。前田から「ギャグじゃない! 本気で言ったやつですよ」と抗議を受けると、「いろんな芸人が真似してるからギャグなのかなと思った」とすっとぼけ、会場の笑いを誘った。
本作は劇団イキウメの人気舞台の実写映画化。一家惨殺事件が発生した町で、数日間の行方不明の後、別人のようになって帰ってきた真治(松田)とその妻・鳴海(長澤)を中心に、世界終焉の危機に瀕した人類の恐怖を描いた衝撃作。(取材:錦怜那)
映画『散歩する侵略者』は9月9日より全国公開