頓挫した『アメイジング・スパイダーマン3』&『シニスター・シックス』はこんな展開だった…監督明かす
実現することのなかったアンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』第3弾と、シリーズに登場する悪役たちを主人公にした『ザ・シニスター・シックス(原題) / The Sinister Six』について、マーク・ウェブ監督が Den of Geek に明かした。
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『(500)日のサマー』で注目されたウェブ監督は、キャストを一新した『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの監督に大抜てき。『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン2』でメガホンを取り、第3弾も制作予定だった。しかし、その後ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオの提携が決まったため、マーベル・シネマティック・ユニバースに組み込んだ新たなスパイダーマン映画(トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ホームカミング』)を作るべく、『アメイジング・スパイダーマン』第3弾および、同作に先んじて公開する予定だった『ザ・シニスター・シックス(原題)』は制作中止となってしまった。
すでに第3弾のアイデアはあったというウェブ監督は「(ノーマン・オズボーン役の)クリス・クーパーにカムバックしてもらい、ゴブリンを演じてほしかった。彼の頭を冷凍保存しておいて、よみがえらせるんだ。そしてジェントルマンというキャラクターも出てくる」とメインの悪役にはゴブリンを考えていたとコメント。「どういうふうにするかというアイデアはあったんだけど、たぶん実際に組み立てる前に先のことまで考え過ぎてしまったんだろうね。でも楽しかったよ。あの頃のことは幸せな気持ちで振り返ることができる」。
「スパイダーマン」シリーズなどマーベルコミックスに登場する犯罪組織シニスター・シックスをメインに据えたスピンオフ『ザ・シニスター・シックス(原題)』についても話し合っており、同作ではクリス演じるゴブリンが組織を率いる予定で、『スパイダーマン:ホームカミング』の悪役であるヴァルチャーについての案も出ていたとのこと。なお、『スパイダーマン:ホームカミング』はまだ観られておらず、ウェブ監督は「すごく観たいんだけどね。トム・ホランドは素晴らしいと思うよ」と語っていた。
『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日より、ウェブ監督の新作『gifted/ギフテッド』(クリス・エヴァンス主演)は11月23日より日本公開。(編集部・市川遥)