岡田准一『関ヶ原』が初登場1位!『ワンダーウーマン』も3位デビュー!
映画週末興行成績
28日に興行通信社から土日2日間(26~27日)の全国映画動員ランキングが発表され、累計発行部数620万部を超える司馬遼太郎のベストセラー小説を岡田准一主演で映画化した『関ヶ原』が動員31万2,431人、興行収入3億9,587万100円をあげて、初登場1位を飾った。
初日に実施したアンケート調査によると客層の男女比は53.9:46.1とほぼ半々。この手の歴史大作としては女性客の割合が多い。年齢別では50代が35.4%、40代が23%、60代以上が14.9%と時代劇ファンや歴史好きの司馬遼太郎ファンと見られる中高年が興行の中心となっているが、30代10.4%、20代8.4%、19歳以下が7.8%と若年層が25%以上を占めるなど、幅広い層から注目されていることがうかがい知れる。複数回答可の鑑賞動機としては「岡田准一が好き」37.7%、「壮大なスケールで描く大迫力の映像に期待して」36.1%、「歴史上の人物の新しい解釈に期待して」29.3%、「原作が好きだから」27.5%となった。9月のシルバーウィークを控えていることもあり、配給元は「最終興収30億円越えも確実視される数字」としている。
全世界で大ヒットを記録しているアクション大作『ワンダーウーマン』は全国596スクリーンで公開され、動員18万2,092人、興収2億6,651万2,000円を記録。25日金曜日の初日を合わせた3日間では動員25万7,266人、興収3億7,024万5,700円となっており、配給元は「20億円も射程圏内となる大ヒット」としている。客層の男女比は6:4。従来のアメコミ映画の男女比がおよそ7:3ほどという中で、劇場によっては女性客の方が多いこともあったという。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』は、土日2日間で動員18万8,000人、興収2億3,100万円をあげ、今週も2位をキープ。公開6週目にして、ついに累計動員529万5,359人、累計興収62億284万3,700円と興収60億円を突破した。この大ヒットを受けて配給元も「興収70億円越えも射程に捉えたペースで推移」と目標値を上方修正している。
公開7週目の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は累計動員272万3,838人、累計興収31億8,454万6,100円、公開8週目の『メアリと魔女の花』は累計動員244万1,344人、累計興収30億2,297万3,500円でともに興収30億円を突破。公開5週目の『君の膵臓をたべたい』は累計動員204万4,011人、累計興収25億7,737万1,200円、公開3週目の『スパイダーマン:ホームカミング』が興収22億円に達した。公開7週目の『銀魂』は累計動員276万5,117人、累計興収36億3,839万3,900円で興収35億円を突破した。
今週はランク外だが『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が累計興収65億8,000万円となり、『東京喰種 トーキョーグール』は興収10億円を超えた。
今週末は『トリガール!』『新感染 ファイナル・エクスプレス』『ギミー・デンジャー』『脱脱脱脱17』『DARK STAR / H・R・ギーガーの世界』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』『禅と骨』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2017年8月26~27日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『関ヶ原』:1週目
2(2)『怪盗グルーのミニオン大脱走』:6週目
3(初)『ワンダーウーマン』:1週目
4(3)『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』:2週目
5(5)『君の膵臓をたべたい』:5週目
6(1)『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』:2週目
7(4)『スパイダーマン:ホームカミング』:3週目
8(6)『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』:7週目
9(9)『メアリと魔女の花』:8週目
10(8)『銀魂』:7週目