『湯を沸かすほどの熱い愛』アカデミー賞ノミネート目指す日本代表に決定
女優の宮沢りえと杉咲花が母娘を演じた映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が、第90回アカデミー賞外国語映画賞への日本代表作品として出品されることが決定した。日本映画製作者連盟の公式サイトなどで発表された。
【動画】人生の喜怒哀楽を詰め込んだ『湯を沸かすほどの熱い愛』予告編
同作は、自主製作映画『チチを撮りに』がベルリン国際映画祭ジェネレーション部門で上映された新鋭・中野量太監督の商業映画デビュー作。宮沢ふんする末期ガンを告知された女性が、銭湯を営む中で最後の願い事をかなえようと奔走する姿を描く。
第40回日本アカデミー賞において、宮沢の最優秀主演女優賞、杉咲の最優秀助演女優賞を含む6部門で受賞したほか、数々の映画賞を受賞。アカデミー賞外国語映画部門には、第81回で受賞した『おくりびと』(滝田洋二郎監督)以降、日本映画はノミネートされておらず、9回ぶりのノミネートへの期待がかかる。同作の公式Twitterでは「日本代表…すごい重みのある言葉です。この熱い愛が、一人でも多くの方に届きますように!」としている。(編集部・入倉功一)