北原里英が拉致監禁される女教師に!『凶悪』監督の新作で主演
今年8月21日、来春をめどにグループからの卒業を発表したAKB48の姉妹グループ、NGT48のキャプテン・北原里英が、『凶悪』(2013)の白石和彌監督の新作映画『サニー/32』で、主演を務めることが明らかになった。北原は、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ、世間を騒がせた少女“サニー”を狂信する男たちに誘拐、監禁される中学校教師を熱演。「先日、グループから来春卒業することを発表させて頂きましたが、この映画をもって、新たな人生を歩み始められることをとても幸せに思います」と心境を明かしている。
本作は、『凶悪』の白石監督と高橋泉脚本のコンビによるオリジナル作品で、同作で凶悪な犯罪者を演じたピエール瀧とリリー・フランキーが誘拐犯役で再共演。物語は、仕事も私生活もさえない中学校教師・藤井赤理(北原)が、24歳の誕生日に柏原(ピエール瀧)と小田(リリー)に拉致されるところから幕を開ける。
誘拐犯にいたぶられ血を流すハードな役柄に挑む北原だが、『凶悪』のファンだったと言い、「映画などでは怖い印象の強いお二人ですが、実際はとても面白くてお茶目で可愛くて、瀧さんは少年のようで、リリーさんは包容力溢れる大人で、タイプの違うお二人なのですが2人がとても仲良しで癒やされました」とそのギャップ、印象をコメント。「辛い撮影期間でしたがお二人といると甘えることができて、たくさん助けてもらいました」と過酷ながら幸福な撮影現場を振り返っており、白石監督は「北原里英の秘めた破壊力がこの作品で解き放たれる」としている。
その他、『愛の渦』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の門脇麦、『日本で一番悪い奴ら』『牝猫たち』など度々白石監督作品に出演してきた音尾琢真、『湯を沸かすほどの熱い愛』の駿河太郎のほか、山崎銀之丞、カトウシンスケ、奥村佳恵、大津尋葵、加部亜門、松永拓野、蔵下穂波、蒼波純らが名を連ねる。
撮影は今年2月2日から19日まで雪が降りしきる厳寒期の新潟県で敢行され、10月完成予定。(編集部・石井百合子)
映画『サニー/32』は2018年2月全国公開