乃木坂46白石麻衣、桜井玲香ら『あさひなぐ』初日に号泣
乃木坂46のメンバーが出演する映画『あさひなぐ』初日舞台あいさつが22日に都内で行われ、メンバーがサプライズ演出に歓喜の涙を流した。この日は、西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、生田絵梨花、富田望生、英勉監督が来場した。
こざき亜衣の人気コミックを実写化した本作は、なぎなたに全てをかける女子高校生・あさひ(西野)と仲間の青春を瑞々しく描いた感動作。
オファーを受けた当初、なぎなた自体を知らなかったという西野は、「どれくらい大変なのか想像つかなくて、フワッとしていた」そうで、「原作を読んでも専門用語が多くて難しいなと思って、(劇中の)試合とかも自分たちでやらんねやろうなと思っていました」と素直な思いをぶっちゃける。桜井も「ファンがたくさんいらっしゃる作品なので、やらせていただけるのは光栄なことと思いながら、プレッシャーも感じました」と明かすと、「なぎなたもゼロからのスタートだったし、最初はあまりにもできなさ過ぎて、みんなで本当に映画が撮れるのかな? と不安になるくらいでした」と振り返った。
しかし、実際には過酷な練習を経て、メンバー全員のなぎなたシーンはほぼ吹き替えなしで行われ、白石は渾身作に「1回だけじゃなく何十回も何百回も観ていただけたら」とムチャなお願いを可愛くアピール。松村も「可愛い子がたくさん出ているんですが、一番可愛いさくらちゃん(自分の役名)に注目してもらえたらいいな」とお茶目に笑った。
その後、なぎなたを指導した全日本なぎなた連盟の吉井和代先生からの手紙がMCより代読され、白石が「一番強い役だから一番厳しく稽古しますよ」と言われるも、重圧に押しつぶされることなく、積極的にアドバイスを求めてきたこと、桜井が剣道経験者の役であることから、最初に剣道を練習してからなぎなたにのぞむという前向きな姿勢を見せたこと、西野が「面が打てないです。人の頭を強く打つことは苦手です」と泣き出した日があったことなどが明かされると、厳しい練習を思い出し、乃木坂メンバーたちは涙を浮かべていた。
さらに、吉井先生と一緒に指導を行った同連盟所属の大学生たちが花束を持って駆けつけると、桜井は思わず号泣。他のメンバーも涙を流して感激した。そんな中、一人気丈に涙を見せずに舞台に立ち続ける西野は、「まさか来ていただけるなんて、ありがとうございます」と感謝すると、ファンに向けて「先生、監督、優秀なスタッフ、キャストと大事に楽しく作った作品です。何回も見てください」と心を込めて呼び掛けた。(取材:錦怜那)
映画『あさひなぐ』は全国公開中