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菅田将暉がヤン・イクチュンと殴り合い、抱擁…感動のスパーリング映像

『あゝ、荒野』で気性の激しいボクサーを演じる菅田将暉
『あゝ、荒野』で気性の激しいボクサーを演じる菅田将暉 - (C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ

 映画『あゝ、荒野』(前篇:10月7日・後篇:10月21日2部作連続公開)で、ボクサー役でダブル主演を務める菅田将暉ヤン・イクチュンのメイキング映像が公開となり、二人のスパーリングがお披露目された。

【動画】菅田将暉がヤン・イクチュンと殴り合い、抱擁する感動映像

 メイキングは、「シンプルに人を殴る、壊す、憎む……そういう闘争心が俺にもあるんだというのがボクシングをやるとわかってきた。岸さん(岸善幸監督)と代表作をつくろうとしているだけに、楽しい」という菅田のインタビューに始まり、菅田、ヤンそれぞれのトレーニング風景に切り替わる。シャドーボクシング、サンドバッグへの打ち込みのほか、リング上でのスパーリングも。

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あゝ、荒野
『あゝ、荒野』撮影中のヤン・イクチュン&菅田将暉(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ

 安藤サクラ主演の『百円の恋』(2014)などで知られるボクシング指導・松浦慎一郎の指導のもと、菅田とヤンが互いのボディーにパンチを打ち込むさまには思わずヒヤヒヤさせられるも、ヤンは「気持ちいい!」とハイテンション。笑顔で抱き合う姿には、劇中で同じ階級に合わせるために菅田は約10キロの増量、ヤンは減量するなどボクサーとしての肉体を作り上げ、トレーニングを乗り越えてきたからこその絆がうかがえる。

 本作は、歌人、劇作家、映画監督の寺山修司の長編小説を『二重生活』の岸善幸監督が映画化。舞台を1960年代から2020年東京オリンピック後の2021年に置き換え、少年院上がりの新次(菅田)と吃音、赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”(ヤン)、切迫した状況からボクサーを目指す二人の交流が、ドキュメンタリー出身の岸監督ならではの「基本的に本番前のテストなし」「カット割りが存在しない」生々しい映像で描かれる。(編集部・石井百合子)

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