伊勢谷友介、満島ひかりにビビる「怖いな、女性は…」
「逃げるは恥だが役に立つ」「あなたのことはそれほど」など、話題作が続いているTBSの火曜ドラマ枠で、10月17日よりスタートする新ドラマ「監獄のお姫さま」の記者取材会が11日、横浜市内で行われ、主演の小泉今日子、共演の満島ひかり、伊勢谷友介らが見どころなどを語った。この日は夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂も登壇した。
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豪華女優陣の共演も魅力の本作は、宮藤官九郎が脚本を手掛ける笑って泣けるクライムエンターテインメント。女子刑務所で出会った5人の女性と、1人の女性刑務官。ある男への復讐に身を投じる女たちの絆、友情、生きる意味を描く群像劇だ。
浮気した夫を発作的に刺し、傷害罪で服役した元キャリアウーマンの馬場カヨを演じる小泉は、宮藤とは2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」以来のタッグ。「台本を読むときは笑いながら、次の台本が楽しみで、すごく面白い連載マンガを待っているような気持ちですけれども、完成した作品を観ると、温かさや悲しみが浮き上がってくる魔法のような脚本」と宮藤ならではの脚本の魅力をアピールした。
一方、小泉らが演じる服役囚たちと心を通わせる頭脳明晰な刑務官・若井ふたば役の満島は「(服役囚たち)みんなの個人的な悩みを聞いたりしていると、お母さんみたいな気持ちになってきちゃって。実際に自分も姉弟の多いお姉ちゃんなので、自分に合った役どころなのかもしれません」と言いつつ「でも先輩方や伊勢谷さん、夏帆ちゃんにひどい言葉を吐く役。宮藤さん、なんでこんな言葉を言わせるんだろうって、胸が痛くなる時もある……」と告白。それを聞いた伊勢谷が「さっき『黙れ、クズ』って言うのが楽しみだって言ってたのに。怖いな、女性は」と暴露して笑いを誘った。
その伊勢谷は、意外にも本作が民放の連続ドラマ初出演。邪魔になった恋人を殺害し、交際していた社長令嬢しのぶ(夏帆)に濡れ衣を着せたイケメン社長・板橋吾郎にふんする彼は、「映画に比べて(撮影の)ペースが速くて、その中でも、みなさんがこの(高い)クオリティーで作っているって、日本のドラマ界、スゲェーなって思って、迷惑をかけないようにしていますが、追いつかないです。すいません」とちょっとオーバーに謝罪。
さらにクドカン作品の常連で、“姉御”こと元指定暴力団組長夫人・足立明美役の森下も「わたしのような歳になりますと、ノーメイクでこの衣装を着れば、何もしなくても囚人になるんですね。だから役づくりの苦労はありません。でも宮藤さんの脚本には歌とか変な踊りがあって、そこだけは苦労かな」と本音を吐露し、一同爆笑。和やかな会見となっていた。(取材/岸田智)