山田孝之、お酒の誘惑には勝てず…
俳優の山田孝之が21日、新宿ピカデリーにて行われた映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』初日舞台あいさつに登壇。昨日が34歳の誕生日とあって、「今日舞台あいさつがあるので(夜中の)2時までと思っていたのですが、結局、朝の6時まで飲んでしまいました」とお酒の誘惑には勝てないことを告白した。この日は、知英、安田顕、FROGMAN監督も出席した。
本作は、スーパーマンやバットマンなどDCコミックスの人気キャラクターと、日本の低予算Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」が奇跡のコラボを果たしたアニメーション映画。ある目的のために日本にやってきたジョーカーたちと、その陰謀をとめるべく立ち上がったジャスティス・リーグの面々と鷹の爪団の戦いを描く。本作が予算との戦いだったことにちなみ、「予算崩壊した話」を振られた山田は「僕はこうみえて慎重で計画的に行動する人間なんです」と語ると、「あるとしたらお酒ぐらいかな」と前述のエピソードを披露。
そんな山田を「まあ誕生日だからね」とやさしくフォローしていた安田は、ジョーカーという大役を担ったが、「FROGMAN監督からは、わたしが北海道でやっている『水曜どうでしょう』というローカルバラエティ番組内で、白塗りで巻物を呼んでいるシーンがあるのですが、『それをやってくれ』って言われたんです。こちらはジョーカーができるってワクワクしていたのに、『あれでいい』って言われたんです」とやや寂しそう。すると、FROGMAN監督は「怪優といえば安田さん。そう思い巡らせていたら『ヤーヤーヤー』というあのシーンが思い浮かんだんです」と起用理由を明かした。
そんなFROGMAN監督の演出のもと、ジョーカーを演じた安田は「(ジョーカーの)笑い声が特徴的なので、いろいろと演じてみたのです。でもアメリカ本国から(イメージと違うと)NGが出たので録り直したんです」と裏話を披露すると、客席はどよめきに包まれた。また、FROGMAN監督は「『鷹の爪団』の映画は10周年を迎えたのですが、最初は僕一人で舞台あいさつをやっていたんです。それがこんな豪華なメンバーで」と登壇者を見渡し、「映画監督になりたくて19歳からやってきました。映画館ってとても素敵な場所、ぜひたくさんの人に足を運んでほしいです」と感無量な表情で語っていた。(磯部正和)
映画『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』は全国公開中