『パシフィック・リム』ゴジラやキングコングとクロスオーバーの可能性!
来年4月に続編『パシフィック・リム:アップライジング』が日本公開される『パシフィック・リム』シリーズが今後、ゴジラやキングコングなど巨大生物が登場する一大フランチャイズ“モンスターバース”とクロスオーバーを果たすかもしれない。同続編でメガホンを取ったスティーヴン・S・デナイト監督がColliderに語った。
『パシフィック・リム』は、突如として地球に現れた巨大怪獣を倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦するパイロットたちの活躍を描いたSFアクション。デナイト監督は以前、『パシフィック・リム』続編の結果次第では、第3弾やスピンオフ作品などを含む、フランチャイズ化の可能性もあることを話していたばかりだが、今回さらなる驚きの展望を明かした。
それは『パシフィック・リム』シリーズが、同じ製作会社レジェンダリー・ピクチャーズが手掛けているゴジラやキングコングなどの“モンスターバース”とクロスオーバーを果たすというもの。デナイト監督は「隠されたメッセージがあるなんて言わないけど、でも確かに(『パシフィック・リム』とモンスターバースの)クロスオーバーについてはたくさん話し合ってきた。レジェンダリーのモンスターバースに『パシフィック・リム』ユニバースが参加できたら素晴らしいことだろう。とても自然なことに思えるし。すでに話し合いをしている『パシフィック・リム』第3弾後に、大きな計画の一部としてそれが起こりうる可能性はある。常にその可能性はあるよ。確実ではないけれどね。現時点では、ただの理論的なものに過ぎないんだ。でも、一ファンである僕自身も、それが実現するのを見たいと思っているよ」と発言。
デナイト監督はまず第3弾が実現することを祈っているようで、「(続編は)もちろん、次の作品につながるようにはしてあるよ。それで難しいのは、いかにも続きが気になるようなクリフハンガーで終わらせたくないということなんだよね。第3弾を絶対作るって決まってない限り、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のようには終わらせたくはない。次につなげられるようにはするけど、きちんとその映画だけで完結するようにはしておきたい。この映画ではそうしたつもりだ。決定的なエンディングを迎えるけど、次の章にも可能性が開かれているんだ」と語っていた。
対するモンスターバースは、『キングコング:髑髏島の巨神』が今年の春、日本でも大ヒットしたことが記憶に新しいが、これから『GODZILLA ゴジラ』の続編『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(原題) / Godzilla: King of Monsters』(2019年3月22日全米公開)や、ゴジラとコングの対決を描く『ゴジラVSコング(原題) / Godzilla vs. Kong』(2020年5月22日全米公開)を控えている。デナイト監督も指摘していたように、どちらもレジェンダリーが手掛けていることと、『パシフィック・リム』では人間が操作するロボットと巨大怪獣が戦うストーリーであるだけに、モンスターバースと交わっても違和感はなさそうだが、果たして実現する日はやってくるのか。(編集部・石神恵美子)