『オリエント急行殺人事件』草刈正雄、名探偵ポアロの声優に決定!
“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに、ジョニー・デップやデイジー・リドリーら豪華キャストで贈る新作映画『オリエント急行殺人事件』で、ケネス・ブラナーふんする主人公の名探偵エルキュール・ポアロの日本語吹き替え版声優に草刈正雄が決定した。草刈は「本当に私もびっくりしました。すっごい豪華キャストなんですよ。その中の1人のましてや、主役のポアロの声をやらせてもらうということで本当に今から楽しみにしております。声だけですけど、思いっきり暴れたいと思います」と意気込んだ。
昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」での活躍や、芸歴47年にして初の写真集発売と話題沸騰中の草刈は、実は今回が劇場公開実写映画の吹き替え初挑戦。これからアフレコ収録を行うそうで「不安だらけですよ。よくしゃべっているでしょ(笑)。日本語でついていけるかなってちょっと不安ですね」と吐露しつつも「台本を読んでみたんですけど、演じている俳優さんたちは、感情が豊かなので、声だけで感情を表現することは、楽しみです」と心躍らせた。
また、アガサ・クリスティー原作の映画はほぼ観ているといい、「エンターテイメントですよね。旅行先で、それもオリエント急行や、船で殺人が起きたり、ドキドキしますよね。そこが醍醐味じゃないでしょうか。面白いですよね!」とその魅力を語る。しかしながら、ミステリー作品で犯人を当てるのが得意か尋ねられると、「できん! あんまりできん方なんですよ(笑)。2時間ドラマだと『あっ? この人かなって』犯人がなんとなく分かる時もありますが、結構当たらない、僕は。アガサの作品はちょっと分かりにくいですよね」となんともチャーミングな一面も。
さらに、箱根ラリック美術館が所蔵・展示しているオリエント急行のサロンカーで、ポアロにふんした草刈は、「こうやって扮装して、ましてや使っていた車両に乗っていると、その気になっちゃうんですよ、すぐ(笑)。ポアロになっちゃってるんですよ。ちょっとこれ、大人しい髭でしたけどね。ケネスさんみたいに大きいのも楽しみにしていたんですけど、こういう髭で落ち着きました(笑)」と大いに楽しんだ様子で、「いろんな俳優さんが演じているポアロはそれぞれ演じ方を変えているので、見比べるのも楽しいですよね。ケネス・ブラナーさんは、本当にスタイリッシュですよね。僕が、どこまで素敵なお芝居に声をつけられるか楽しみです」と改めて気合いを入れていた。(編集部・石神恵美子)
映画『オリエント急行殺人事件』は12月8日より全国公開