黒柳徹子、セーラー服の思い出 疎開時の写真ににじむ緊張
女優でタレントの黒柳徹子が7日、戦争中に疎開していたころの写真をInstagramに投稿。当時着ていたセーラー服の思い出を明かした。
真っすぐカメラを見つめる瞳が印象的な一枚について、「戦争中に青森県三戸郡という所に、疎開していた時の私です」と黒柳。現在、テレビ朝日では昭和史を交えて黒柳の半生を描く帯ドラマ劇場「トットちゃん!」が放送されており、「ちょうど、先週放送していた頃ぐらいです」と明かした。
この写真を見て、「かわいそうに、随分緊張して暮らしていたんだね」と言ってくれた人がいたと振り返った黒柳は、「夜になると、空襲や爆撃のある東京から逃れて、知り合いを訪ねて、青森に疎開。父は、出征して兵隊になり、どこに行ったのかも、分かりませんでした。確かに、私は、緊張して生活していたのかもしれませんね」とつづった。
セーラー服は従姉妹からもらった一張羅だったという。それまでは「お洒落をするのが、大好きでした」という黒柳だが、疎開先に持ってきた服はやがてボロボロになり、お気に入りの靴も成長に合わせて入らなくなり、「従姉妹に貰った、このセーラー服にモンペのズボン、そして、下駄というのが、私の唯一のよそゆきでした」と振り返った。
コメント欄には「スゴイ美人さんですね~~」「まっすぐな眼差しが心に染み入ります」「初々しい感じが可愛らしいです」という声のほか、常に朗らかな黒柳のかつて見せた緊張の表情、そして貴重な体験談に、「いつまでも平和である事が一番大切なことです」「どんな時代も楽しく過ごしていた様に見えるけれど、本人は悩んだりしていたんですね…それでも楽しく笑っている徹子さんはすてきです」といった言葉が寄せられている。(西村重人)