マッチ、森繁久彌さん役でドラマ出演!「徹子の部屋」初回シーンにも挑戦
歌手・俳優の近藤真彦が、黒柳徹子の半生を清野菜名主演で描く昼の帯ドラマ劇場「トットちゃん!」(テレビ朝日系)で、名優・森繁久彌さん役を務めることが明らかになった。11月24日放送の第40話から登場する。
2009年に96歳で亡くなられた後も、昭和を代表する伝説の俳優として語り継がれている森繁さん。黒柳とは、彼女がNHKの専属女優だった頃から親交があり、トーク番組「徹子の部屋」の記念すべき第1回目(1976年)のゲストに迎えられたことでも知られている。
一方の近藤も、TBS製作の音楽番組「ザ・ベストテン」時代から黒柳と親交があり、「仕事で会うより、プライベートでお会いすることの方が多く、しょっちゅう“リアル徹子の部屋”をやっている感じです(笑)」と語るほど。2015年に「徹子の部屋」が放送1万回を迎えた際は、後輩の東山紀之と共にお祝いに駆け付けた。
それだけに、黒柳も近藤のドラマ出演は希望していたが、キャスティングは制作側に一任していた。近藤によると、森繁さん役に決定したと報告された黒柳は、「エッ!」と驚いた後、「もうあなたに任せたわ」と声をかけたという。
近藤自身は森繁さんと共演経験があったが、ドラマで演じるのは、俳優として大躍進した40代から60代にかけての本人。そのため、「さまざまな映画作品を拝見し、もちろん『徹子の部屋』第1回目の映像は数えきれないぐらい繰り返して見ました」と研究に没頭。ドラマ内の「徹子の部屋」初回収録のシーンでは「知床旅情」も歌い、「きちんと森繁久彌として歌うことができたと思います」とその出来ばえに自信をのぞかせた。
森繁さん役への近藤の起用について、同番組の服部宣之プロデューサーは「国民的俳優としての貫録と、それでいて偉ぶらない悪戯少年のような茶目っ気を持っている方、そして半世紀以上に渡る徹子さんとの信頼関係、そんなことを上手く表現できる方がいるのだろうかと考えていた時に、近藤真彦さんのお顔が浮かびました」と語っている。(編集部・入倉功一)
帯ドラマ劇場「トットちゃん!」はテレビ朝日系で毎週月~金(ひる12:30~12:50)放送中、BS朝日にて再放送(あさ7:40~8:00)