圧巻スケール!染谷将太『空海』予告編
染谷将太が主演し、中国の巨匠チェン・カイコーが監督を務める映画『空海-KU-KAI-』の予告編が公開され、総製作費150億円といわれる同作の一部が明らかにされた。この映像には『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『リクルート』などの楽曲製作にも携わった作曲家クラウス・バデルトが手がけた音楽が使用されている。
「陰陽師」「神々の山嶺」などの著作が映像化されている作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化する本作。8世紀の中国・唐を舞台に、日本から遣唐使としてやってきた僧侶・空海(染谷)が、詩人・白楽天(ホアン・シュアン)と共に、長安を揺るがす巨大な謎に迫る。絶世の美女・楊貴妃を台湾出身のチャン・ロン・ロン、安倍仲麻呂を阿部寛が演じるほか、松坂慶子や火野正平らも参加している。
第30回東京国際映画祭のオープニングセレモニーで特別フッテージ映像がお披露目された今作の予告編では、物語の全容が明らかに。空海と白楽天が王朝を震撼させる怪事件の謎を追い、日中のオールスター俳優たちが次々に登場する。また、染谷と阿部の見事な中国語にも注目したい。
東京国際映画祭のフッテージ一般上映&舞台あいさつに出席した際に染谷がカイコー監督について「とても大胆でかつ繊細な方」と評し、「ずっと真の美とは何かをこの映画を通じて見つけたいと仰っていて、自分はそれをとても素敵な言葉だと思いました。監督についていきたいと思いました」とコメントしていた本作。公開は2018年2月24日から。(編集部・海江田宗)