僕はトムヒに夢中!グランドマスター役ジェフ・ゴールドブラムが告白
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』で惑星サカールのエキセントリックな独裁者グランドマスター役を務めたジェフ・ゴールドブラムが、ロキ役のトム・ヒドルストンへの思いを語った。
共演シーンの多かったトムについて「僕はトムにとても夢中なんだ。(トム主演のテレビシリーズ)『ナイト・マネジャー』の全てのエピソードを観たよ。僕は多くの作品で彼のことを観た。彼はとても才能のある熟練した役者で、素晴らしい人だ」と切り出したジェフ。「僕らはすぐに意気投合し、撮影現場ではずっとゲームをしていた。“ムービーゲーム”だよ」と一人が役者の名前を言った後、もう一人がその役者がやった映画の名前を言うことを繰り返していくゲームに二人で興じていたと明かす。
「それに彼はモノマネがすごくうまい。僕はモノマネの大ファンなんだ。だから彼は一日中、僕を見事なモノマネで楽しませてくれた。彼はとても素晴らしい。僕は彼に夢中なんだ」とトムとの楽しかった日々を振り返った。
また、本作のメガホンを取ったタイカ・ワイティティ監督は撮影の合間にセットで音楽をかけていたといい、ジェフは「とても生き生きとしていて、素晴らしい現場なんだよ」と説明する。「タイカは朝から夜まで、無数の中から選んだあらゆる曲で踊るんだ。彼のプレイリストはすごく楽しくて、好きだったよ。レッド・ツェッペリン(移民の歌)が映画でかかる時はノックアウトされたね。彼がグランドマスターが登場するところで選んだ歌は、ウィリー・ウォンカ(『夢のチョコレート工場』)のものだしね。あれには映画を観て驚いたよ。彼はすごくおかしいね」と曲を口ずさみながら続けた。
ジェフは「このストーリーのこういった楽しい解釈において、僕らを導いたタイカは素晴らしい監督だよ。タイカはカメラを回しながら、『ねえ、~と言って? ~と言って? ~と言ったらいいかも?』と言うんだ。彼はその場でいろんなこと思い付くんだ。僕らは現場に行って、題材と一緒に遊ぶ。時間を使い果たすまでね」とワイティティ監督のアドリブ推奨の撮影を満喫したと語る。一方で、脚本に忠実なウェス・アンダーソン監督(『グランド・ブダペスト・ホテル』)のような作品をやるのも好きだといい、「そういうのは芝居をやっているようなんだ。“the”とか“an”とかも変えたりせず、それを自分があたかもアドリブでやったように見せないといけない。僕は両方とも好きだよ」とそれぞれに楽しみがあると明かしていた。(編集部・市川遥)
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は公開中