AC/DC創設者マルコム・ヤングさん死去 弟も悲しみ
人気・豪ロックバンドAC/DCの創設メンバーとして知られるギタリストのマルコム・ヤングさんが亡くなったことが明らかになった。現地時間18日、AC/DCの公式サイトで公表された。
劇中でAC/DCをフィーチャー映画『スクール・オブ・ロック』
マルコムさんは、弟のアンガス・ヤングと1973年にAC/DCを結成。アルバム「ハイ・ヴォルテージ」「バック・イン・ブラック」「悪魔の招待状」などが世界的にヒットし、Rolling Stone誌が選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストの72位にも選出。『スクール・オブ・ロック』や『バトルシップ』など数々の映画にも楽曲の提供を行っていた中、2014年4月にマルコムさんが脳卒中で倒れたことが報じられる。
そして同月に、バンド公式サイトで健康上の理由のためマルコムさんのバンド活動休止が発表。さらに同年9月に、「残念ながらマルコムはコンディションの都合により、このバンドには戻りません」と40年以上にわたって同バンドを支え続けてきたマルコムさんの事実上の脱退が発表されていた。
AC/DC公式サイトでは、マルコムさんの死を報告するとともに、「彼は常に自らの信念を守り続け、彼が望むものをはっきりと言い続けてきた。彼は積み上げてきた努力に大いに誇りを持っていた。彼のファンに対する忠誠心に勝るものはなかった」と追悼。また「彼の兄弟として、僕の人生における彼の存在を言葉に表すには難しい。僕らの絆は個性的で、非常に特別だった。彼が残した大きすぎるレガシーは、永遠に残り続けるだろう。マルコム、よくやった」と“弟”からのメッセージも添えられている。(編集部・井本早紀)