再び映画化!アガサ・クリスティ「ナイルに死す」
作家アガサ・クリスティの小説「オリエント急行殺人事件」を映画化した20世紀フォックスが、今度は小説「ナイルに死す」の映画化を進めていると The Hollywood Reporter が報じた。
1937年に出版された小説「ナイルに死す」は、新婚旅行でナイル川をさかのぼる豪華客船に乗船した美貌の資産家リネットと若き夫サイモンに巻き起こった事件を、名探偵エルキュール・ポアロが解決していくというもの。映画『オリエント急行殺人事件』で脚本を執筆したマイケル・グリーンがクリスティの原作を脚色するようだ。
今のところ、『オリエント急行殺人事件』のようにケネス・ブラナーがメガホンを取り、主演も務めるかはまだ決まっていない。原作「ナイルに死す」は、1978年にジョン・ギラーミン監督、ピーター・ユスティノフ主演で一度映画化されている(邦題『ナイル殺人事件』)。
『オリエント急行殺人事件』は予算が5,500万ドル(約60億5,000万円)で製作され、11月10日に全米公開されてから、世界中ですでに1億5,000万ドル(約165億円)を稼ぎ出している。「ナイルに死す」の映画化も『オリエント急行殺人事件』のような成功を収めることができるだろうか?(1ドル110円計算)(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)