『アナ雪』ヒット曲はパクリ?米ディズニー訴えられる
日本でも社会現象を巻き起こしたディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が自らの楽曲に酷似していると、チリ人歌手のハイメ・シエロが訴訟を起こした。TMZ.comが報じている。
ハイメは「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が、2008年に発表した自身の楽曲「Volar」に極めて似ていると主張し、米ディズニー、劇中挿入歌として同曲を歌ったエルサ役の声優イディナ・メンゼル、同曲をエンドソングとして歌ったデミ・ロヴァートらを相手に訴えを起こしているという。ハイメによれば、音の組み合わせ、構造、サビ、メロディー、歌詞、テーマ、制作、テクスチュアが似ているとのこと。
この報道を知り、YouTubeにアップされた「Volar」を聞いた人々は、「『レット・イット・ゴー』には全然聞こえないけど」「この曲はかなり『レット・イット・ゴー』に似ているよ。コーラスは基本的に一緒だ」と賛否両論のコメントを寄せている。なかには、「曲が自分のものだと証明するのは難しいだろう。『レット・イット・ゴー』と同じように聞こえるけど。有力者が君の曲に飛びついて、大衆によれば、たいていそれをよりよく仕上げてしまう。クリエイティブ業界では“インスピレーション”というていで、そういったことがよく起こる」と、こういった問題を解決する難しさを指摘する声もあった。(編集部・石神恵美子)