「電光超人グリッドマン」完全新作アニメに！声は緑川光
千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2017」内で2日に行われたイベントで、特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とした新作テレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」の制作が発表された。2018年秋に放送予定。グリッドマンの声優は、特撮ドラマ版と同じく緑川光が担当する。
「SSSS.GRIDMAN」は、特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とし、雨宮哲が監督を務める。アニメーション制作は雨宮監督が所属するTRIGGER。「電光超人グリッドマン」は、1993年4月より放送された円谷プロの実写特撮テレビシリーズで、戦いの舞台を「コンピューター・ワールド」に設定しており、まだインターネットが普及する以前の時期に、来たるIT社会を先取りする内容だった。
イベントには、雨宮監督と、特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」で主人公・翔直人を演じた小尾昌也、本編を監督した村石宏實も登壇した。雨宮監督は、特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」について「自分は再放送を観て、斬新な設定や、キャラクターたちが新鮮でハマったくち」と振り返ったが、2015年、日本アニメ（ーター）見本市で、アニメ「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を監督し公開しており、ドラマ版を踏まえながら、新らしさを加味した作風でファンを驚かせた。このイベントでも、そのアニメ映像がスクリーンに映されると、村石監督は「すごい世界観。雨宮監督のグリッドマン愛が伝わってきました」と絶賛し、小尾も「何度観ても、ただただカッコいいです」とコメント。
2018年の新作アニメの映像は、数秒のティザーPVとビジュアル要素のみの公開だったが、夜の街に佇むグリッドマンの姿は、それだけでワクワクさせられる。PVを観た村石監督が「どんなストーリーだろう、これはバーチャルな世界かな？ まだ言えない？」と雨宮監督に問いかけると、雨宮監督は「グリッドマンのデザインは、ウルトラシリーズでおなじみの後藤正行さん。脚本もウルトラシリーズの長谷川圭一さんとじっくりタッグを組み、ストーリーを作りました。前回（2015年のアニメ）、様々な事情で縁川さんにお願いできなかったので、今度こそという感じです」と意気込みを見せていた。また、イベントでは、「勉強のために、ブルーレイBOXをいただきたい」という縁川のビデオコメントも流され、盛りだくさんの楽しい会見となった。（取材／岸田智）