H&M差別騒動で炎上「失望した」グラミー賞歌手怒りの契約破棄
人気ファッションブランドH&Mが黒人のキッズモデルに着せたパーカーの内容が人種差別だと問題になり、H&Mとコラボしたことのあるグラミー賞歌手ザ・ウィークエンドが契約解消するとTwitterで宣言する事態に発展している。
H&Mが英国版のオンラインショップで黒人少年のモデルに「ジャングルで一番イケてる猿(Coolest Monkey in the Jungle)」と書かれたパーカーを着せた写真を載せたところ、人種差別ではないかと批判が殺到した。有色人種の人を猿にたとえるのは人種差別的との声が多く、BBCやCNNなど海外メディアがこの問題を報じた。
過去にH&Mとコラボしたことがある歌手のザ・ウィークエンドはTwitterで「今朝起きて、この写真を見てショックで、恥ずかしい気持ちになった。ひどく腹がたったし、今後はH&Mと一緒に働かない……」と問題となった写真を添えて、決別を宣言した。
問題の画像はオンラインサイトから削除されたが、H&MのSNSには「もう買わない」「だれが考えたらこうなるのか」など非難するコメントが押し寄せている。昨年末には「ダウンタウンのガキの使いやあらへんでSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」でダウンタウンの浜田雅功が黒人俳優のモノマネをするために黒塗りメイクを披露し、黒人差別ではないかと国外のメディアで取り上げられ、大きな波紋を呼んでいたばかり。(編集部・梅山富美子)