松坂桃李、降雪で観客を気遣う 映画初日の喜び以上に心配?
俳優の松坂桃李が1日、都内で行われた映画『不能犯』初日舞台あいさつに登壇。関東では夜から雪が降る予報が出ているため、松坂は終始、観客を気遣っていた。イベントには、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、真野恵里菜、芦名星、白石晃士監督も登場した。
本作は人気漫画を原作に、思い込みやマインドコントロールなど常識的に考えて実現が不可能な行為で人を殺す「不能犯」の宇相吹(松坂)と、唯一、彼がコントロールできない女刑事・多田(沢尻)との攻防戦を描いた新感覚スリラーエンターテインメント。
松坂は冒頭、「みなさん、今日は雨が降っている中、寒い中、もうすぐ雪が降る中、ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです」と顔をほころばせると、「雪が降る前にみんなで帰りましょう」と呼び掛け。さらに、「大変ですからね。明日の昼過ぎまで降るらしいので」と説明し、MCから「気象予報士みたいな話し方ですね」とツッコまれると、「結構大事なんで。交通がマヒしちゃうんでね」と淡々と続けて会場の笑いを誘った。
そして、公開初日を迎えた心境を尋ねられると「嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びつつ、「撮影が終わってからの方が長く感じましたね」としみじみと語り、「宣伝部の人、本当にお疲れ様です」とスタッフを労った。また、自身も「今月は芝居1割、バラエティー9割みたいな感じ」とプロモーションのために様々なバラエティー番組に出演したことを打ち明け、「久しぶりでした。こんなに(バラエティー番組に出演したのは)」とコメント。しかし、まったく苦ではなかったようで「おかげで芸人さんともコミュニケーションを取れるようになりました」と思わぬ収穫があったことを笑顔で報告した。
その後、作品にちなんだ心理テストなどで盛り上がったイベントが終盤を迎えると、松坂は「観てくださってありがとうございます。今日を皮切りに、皆さんに育てていってほしいです」と本作をアピール。最後は「足を滑らせないように帰ってください」とやはり雪によるケガを心配するメッセージで締めくくった。(取材:錦怜那)
『不能犯』は全国公開中