ダニエル・デイ=ルイス引退作!仕立て屋がドレスに隠した秘密とは…
映画『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスと二度目のタッグを組んだ新作映画『ファントム・スレッド』の公開日が5月26日に決定。併せてティザービジュアルと予告編が公開され、1950年代の華やかなファッション業界に身を置く主人公のラブストーリーの一端が披露された。
第90回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞・衣装デザイン賞・作曲賞の6部門にノミネートされている本作。1950年代のロンドンを舞台に、英国ファッション界で活躍するオートクチュールの仕立屋レイノルズと、若きウエイトレス・アルマとの愛の軌跡を描く。
公開された予告編は、ジョニー・グリーンウッドが手掛けた美しき旋律にのせて、1950年代のロンドンの華やかなファッション業界が映し出される。ある日、レイノルズは若きウエイトレス、アルマに出会う。互いに惹かれ合い、レイノルズはアルマをミューズとして迎え入れ、魅惑的な美の世界に誘い込む。この出会いによって、レイノルズの日常に変化が訪れるのだった。最後は、レイノルズが放つ「ドレスの裏地にあるものを隠した」「秘密を」という意味深なセリフで締めくくられている。
ビジュアルも披露され、ダニエル演じる仕立て屋の主人公の後ろ姿と、ドレス身を包んだ表情の読めない女性が大胆に描かれている。「男は完璧な身体を求め、女は究極の愛を与えた」というキャッチコピーから、これまでにはないようなラブストーリーの誕生を予感させる。今作で引退を表明しているダニエルは、裁縫師のもとでおよそ1年間衣装作りを学んでから撮影に臨んだというだけあって、圧倒的な存在感を放っている。(編集部・石神恵美子)
『ファントム・スレッド』は5月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国公開