レイプ被害告白女優の元マネージャー自殺…遺族が非難
ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインからのレイプ被害を訴えた女優ローズ・マッゴーワンの当時のマネージャー、ジル・メシックさんが7日(現地時間)、自殺したことが明らかになった。50歳だった。The Hollywood Reporter など米サイトが報じている。
『ミーン・ガールズ』『フリーダ』などを手掛け、ベテラン映画プロデューサーでもあったメシックさんは、ワインスタインがマッゴーワンをレイプしたとされている1997年当時に彼女のマネージャーをしていた。メシックさんは以前から躁うつ病と診断されていたというが、マッゴーワンがレイプされた日のミーティングはメシックさんがセッティングしたなどと語ったことで、メシックさんについても報じられるようになり、精神的ダメージを被っていったものとみられている。
遺族は声明で、メシックさんがワインスタインのセクハラ騒動に端を発した「#Metoo(私も)」運動をめぐる報道の副次的な被害者になったと非難。「情報拡散のあまりの速さに、ジルに関して正しくない情報も広まっていった。それに対して、ジルは異議を唱えることもできず、それを願ってもいなかった」とつづっている。(編集部・石神恵美子)