韓国ではあのマーベルヒーローが人気だった!現地レポ
映画『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』などと並ぶ、一大映画シリーズへと成長を遂げたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、日本のみならず、韓国でも人気だ。特に『ブラックパンサー』のロケ地になったのをきっかけに、アジア初進出として体験型パーク「マーベルエクスペリエンス釜山」がオープンするなど、盛り上がりを見せている。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなどマーベルヒーローが集結する映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)ではソウルがロケ地になり、3月1日日本公開の最新作『ブラックパンサー』では釜山がロケ地に選ばれた。マーベル関係者は釜山での撮影を通してその魅力を知り、ついには「マーベルエクスペリエンス釜山」のオープンも決定。「マーベルエクスペリエンス釜山」をプロデュースしたアメリカの会社ヒーロー・ベンチャーズの担当者も「世界各地でローンチする場所を探すときに分かったのは、マーベルはアジアでの人気が急速に高まり、釜山で披露することは正解だったということです」と手ごたえを感じている様子だ。
実際に「マーベルエクスペリエンス釜山」に行ってみると、子供連れのファミリーから若者同士のグループなどでにぎわっており、マーベルの人気ぶりをうかがわせる。同パークのスタッフによると、韓国で人気のマーベルヒーローはアイアンマンなんだそう。そのためショップでもアイアンマンのクッションやミニフィギュアの売れ行きが好調だという。
しかし、そのアイアンマンの対抗馬になりそうなのが、ブラックパンサーだ。『ブラックパンサー』の撮影に立ち会っていた釜山フィルムコミッションのリーダーいわく、釜山の人々はブラックパンサーを“プサンパンサー”と親しみを込めて呼んでいるそう。ブラックパンサーが悪党を追ってカーチェイスを繰り広げる舞台となっただけに、大規模な交通規制を行うなど、街全体で撮影協力をした一作。撮影が行われた通り沿いには、ブラックパンサーの像も建てられた。韓国ではすでに同作のプレミアが盛大に行われ、日本より一足早い2月14日から劇場公開される。作品の出来にも満足がいけば、ブラックパンサーに対する韓国の人々の愛着もより増すことだろう。(編集部・石神恵美子)
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取材支援:韓国観光公社