元乃木坂46・市來玲奈、主演映画初日で号泣
元乃木坂46の市來玲奈が17日、イオンシネマ板橋で行われた主演映画『9~ナイン~』初日舞台あいさつに来場、大変だった撮影を支えてくれた共演者の思いに涙を見せた。この日は岡崎二朗、湯江タケユキ、深澤大河、太田光る、南羽翔平、兵藤美帆、橋本真一、当麻創太、yucat、石川二郎監督も来場した。
2013年に上演された舞台の主人公を女の子に変更し、映画化した本作。経営難に陥ったジムを救うために立ち上がった練習生の若者たちの姿を描き出す。撮影中は台風や大雨にぶつかってしまっていたそうで、深澤は「撮影の印象はただただ雨が多いということ」と語る。市來も「撮影スケジュールが大幅に雨待ちとなってしまって。初日も5~6時間くらい待ったと思うんですが、そういう時間があったからこそキャストの皆さんともお話ができました」と笑顔。さらに「ボクシングシーンには注目していただきたいんですが、その時も雨が降ってしまって。その間に、みんなでボクシングの練習をしたりして。それもいい思い出になりましたね」と振り返った。
さらに「私が演じたのがサバサバ系の女の子で、すぐに手が出ちゃう。(南羽)翔平君や、(太田)光る君をたたくんですが、そのリアクションが本当に面白くて。カットがかかるまで笑いをこらえきれなくて大変でした」と振り返った。
そんな舞台あいさつもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた市来は「今日、久しぶりに皆さんとお会いしてお話しできてすごくうれしかったです。今回、主演をやらせていただいて、すごく貴重だったと思っております」とあいさつするも、あふれる思いがこみ上げてきたようで、涙声になってしまう。
それでも声を振り絞るように「私自身、演技は久しぶりで、2年ぶりだったんですけど、本当に大変な撮影期間で。でも本当に皆さんが支えてくださって。私が食べる時間がなかったときも、キャストの皆さんがお菓子をくださったりとか。きっと皆さんがいなければ、撮影が終わらなかったなと思うくらいに……皆さんに支えていただきました」と語るも、あふれる涙は止まらず、最後に「こうやって今日、作品をお届けすることができて、本当にうれしく思います。皆さんにとって勇気を出すきっかけになるような作品になれたらうれしいなと思います」とあいさつを締めくくった。(取材・文:壬生智裕)
『9~ナイン~』はイオンシネマ板橋ほかにて公開中